囲碁の世界には持碁と呼ばれる引き分けが存在します。
今回は、ヒカルの碁にも出てくる持碁がどのように起きるのか、そして持碁は現実的に可能なのかについて解説します。
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持碁とは?
持碁は黒地と白地が最後に同じになった場合におきることをいいます。
例えば、画像のような盤面だと黒と白の目数が全く同じになっているため持碁と言えます。
しかし、必ずしも囲碁の世界で引き分けにはなる訳ではありません。
通常は6コミ半で引き分けにはならない
現在、囲碁のルールとして白に6コミ半というハンデがつけられます。
最終的に6.5目の陣地があるとして勝敗を決めるので、持碁になった場合、白が6コミ半により勝ちとなります。
また、最後の結果、黒が50目、白が44目でも6コミ半なので50対50.5で白が勝ちとなります。
つまり、公式戦などでは持碁による引き分けは起きません。
互戦以外で持碁が起きる
持碁は互戦以外のハンデ無しの対局の時に起きます。
もしくは、白に石を置かせてコミ無しの対局など特殊な状態で持碁にする事ができます。
ただし、持碁になった時は白を勝ちとするという見方もあります。やはり先に打てる黒が有利なので、引き分けに持っていけた白を勝ちとする考えです。
実際に持碁はできるのか?
囲碁の持碁を理解したところで、持碁を意図的に作ることは可能なのでしょうか?
ヒカルの碁ではプロなら100発百中で持碁にできると言いましたが本当に可能なのでしょうか?
上手ならできる
まず、プロや奨励会レベルの人であれば持碁にすることは可能です。
基本的に上手が盤面をリードして局面を調整しながら持碁を作ります。
と言っても持碁にするメリットもなければ、勝ち負けがうやむやになるので、よっぽど持碁にしようとは思いません。
プロ棋士なら同時に5面も可能
プロ棋士なら5面同時でも持碁を作れるそうです。
また、奨励会のプロ見習いでも一面、二面はできてしまうので、持碁を作ること自体はそれほど難しくありません。
とは言え、意図的な持碁は上手がするものであり持碁にするぞという遊び心がなければ滅多に現れません。
素人相手だと逆に難しい
実際に誰にでも持碁を作る事ができるのかと言うと、囲碁のルールを全く知らない素人相手には難しいです。
上手が調整しながら囲碁を作っていくのですが、全く意味のない手や自滅などをするような手にはどうしても大きな調整を強いられます。
大胆に調整する手は、相手から分からなくても、周りの人には持碁をしようとしてるような不自然な手だと思われても仕方ないでしょう。
実際に持碁に挑戦してみよう
持碁は決して作れない局面ではありません。
ヨミや寄せが上手ければ、意外と作れてしまうものです。
囲碁の上達で悩んだ時なんかに、息抜きとして挑戦してみるのも面白いかも知れません。
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「持碁とは?ヒカルの碁で出た囲碁の引き分け 持碁を解説!プロは本当に持碁にできる?」への1件の返信
碁は奨励会ではなく日本棋院の院生です。
また寄せではなくヨセ。記事を書くのであれば最低限、その業界の言葉を勉強してから書いてはどうですか?