囲碁に挑戦してみたいけどルールが複雑そうで難しそう。
そんな風に考えて、囲碁のルールを覚えるのを断念した人はいないだろうか?
今回は、初心者にも分かりやすく囲碁のルールを簡単に解説していきます。
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囲碁のルールを簡単にまとめると
まず、囲碁というゲームの流れについてご紹介します。
囲碁は以下の手順でゲームを進めていき、最後に勝敗がつきます。
囲碁の流れ
- 1.先攻と後攻を決める
- 2.互いに1つずつ石を打っていく
- 3.お互いにパスが続いたらゲーム終了
- 4.陣地の多いプレイヤーの勝利
囲碁を簡単に説明するとこのようになります。
石を置いていき、最後に陣地の多いプレイヤーが勝ちと言うシンプルなルールになっています。
囲碁のゲームとしての目的
囲碁のゲームは黒と白に分かれて、お互いに多くの陣地を獲得した方が勝ちとなるゲームです。
陣地とは石で囲われた部分のことを言い、石を置いていくことで黒の陣地、白の陣地が作られていきます。
この場合、黒の陣地の方が多いです。そのため、黒の勝利となります。
詳しい陣地の計算方法については後ほどご紹介しますので、まずは陣地を多く増やした方の勝ちと覚えておきましょう。
先攻と後攻の決め方
囲碁では先攻が黒石を使い、後攻が白石を使います。
友人同士での対局ならジャンケンで先攻後攻を決めて構いませんが、正式な対局ではニギリという方法で先手と後手を決めます。
オンライン対局ならばランダムで振り分けられることが多いです。
後攻はコミ6目半が与えられる
囲碁はハンデ戦でもない限り、後攻にはコミ6目半が与えられます。
コミというのは陣地の数のことで、白番は最後に6.5マス分の陣地があるとして勝敗の計算をします。
先手の黒番が有利なため、白番に6目半の陣地を与えることで均等化を図っています。計算方法は勝敗の項目で改めてご紹介します。
今は、白番には追加点があると思っておいてください。
石の置き方
それでは、黒石を使う人からゲームを開始します。
自分の手番になった人は盤面に1つだけ、自分の石を置くことができます。ちなみに、囲碁では石を置くことを、石を打つと表現します。
石を打てる場所は交点と呼ばれる、線と線が交わる場所になります。
将棋やオセロと違って、マスの中には石を置けないので注意しましょう。
そして、端の角や辺の上にも置くことができます。
このように、交点に1石置いたら、次は相手の番へと移っていきます。
囲んだ相手の石は取れる
続いて、囲碁の戦略性を高めている非常に重要なルールをご紹介します。
自分の石が相手の石を囲むと、相手の石を取ることができます。実際に囲碁で相手の石を取れる時の例を見てみましょう。
相手の石を上下左右で囲むと、囲んだ相手の石を取ることができます。
もう少し複雑な局面を見てみましょう。次は、相手の石を全て囲んでいないのに石を取る方法をご紹介します。
相手の黒石が辺に沿って並べられているため、全体を囲むことができません。
しかし、辺は境目として機能するため、完全につながっていなくても相手の石を取ることができます。
囲碁にはルール上、石を打てない場所がある
さて、相手の石を取る方法を知ったところで覚えておきたいのが、囲碁では石を置けない場所が存在するということです。
相手に囲まれている場所には基本的に石を置くことができません。画像の場合だと、黒石は中央に置くと石を取られてしまうので置くことができません。
相手に囲まれていても石が置ける場合
相手に囲まれていたとしても、その一手で相手の石を取ることができるなら、石を置くことができます。
つまり、この状況でも中央に石を置けば、相手の白石を取り上げることができるため、中央に黒石を置けます。
コウのルール
次は特殊な状況において存在するコウという囲碁のルールについて解説します。
これも囲碁で対局しているとよく現れるので覚えておきましょう。
黒石を中央に置くと、白石の1つを囲んでいたので1つ取ることが出来ました。
しかし、白石も次の番に、いま置かれた黒石を取ることができます。
このように同じ状況になってしまう形をコウと言い、連続で同じ形を続けてはいけないことになってしまいます。
そのため、最初に黒側が石を置いたのなら、白は別の場所に石を置かなければいけません。
そして囲碁のコウのルールに関して、もう一つ覚えておきたいのが、コウはあくまでも連続で取れないというルールです。
ですから、黒番が別の場所に石を置けば、白は中央に石を置き、黒石を取ることができます。
黒番の手として、隙間を埋めてしまうという打ち方もあります。石を連携すれば相手から取られる心配もなくなり、コウも発生しなくなります。
しかし、一手を1マスの守りに使うことになるため、最善手ではないことがほとんどです。
囲碁の勝敗のつけかた
それでは、最後に囲碁の勝敗のつけかたについて解説します。
囲碁の勝敗は陣地の数が多い方の勝利となります。
黒の陣地の数え方
黒が獲得した陣地は32目になります。また、囲碁では獲得した陣地を目を使って計算します。
続いて、白が獲得した陣地も計算してみましょう。
白番の陣地の数え方
白の陣地も同じように数えると、27目あることがわかります。
黒の陣地が32目に対し、白の陣地が27目。
つまり、黒の方が陣地が多いので黒の勝ちということになります。ここで思い出して欲しいのが、白番の追加点の6コミ半です。
白番には最後に6.5目が追加される
白番には現在、6コミ半のハンデがつきます。
つまり、最後に6.5目を足すというルールになっており、盤面上では黒の陣地が多いですが、囲碁のルールに従って白の勝ちという結果になります。
このようにして、最後に陣地の数を計算して、多い陣地を獲得したプレイヤーが勝利となります。
囲碁のルールを覚えたら遊んでみよう
今回は囲碁のルールを初心者向けに簡単に説明しました。
石を置いて陣地を多く取るというシンプルなゲームですが、実際に遊んでみると複雑で戦略性の高いゲームであることが分かります。
分からないところ、理解できなかった箇所は何度も読んで、実際に囲碁で遊んでみてください。
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