将棋の囲いの中でも特に人気の高い美濃囲い。
振り飛車の多くが美濃囲いに組むほど使用率は高いです。
今回は、美濃囲いの崩し方や攻め方を丁寧に解説します。
対局で指された時に、美濃囲いの弱点を突いて将棋で勝てるようになりましょう。
美しい囲い方の代表とも言える美濃囲い。
考え抜かれた形は相手の攻撃を軽やかにいなし、攻めへと転じることができます。
そんな、美濃囲いの魅力を伝えながら組み方、崩し方など様々な情報を公開しています。
勝てる!美濃囲いの組み方がわかる!美濃囲いで振り飛車を指しこなすコツ
美濃囲いからの変化や、応用した手筋などをご紹介しています。
銀冠の手順や組み方を徹底解説〜将棋の銀冠の小部屋や対策がわかる
将棋の囲いの中でも特に人気の高い美濃囲い。
振り飛車の多くが美濃囲いに組むほど使用率は高いです。
今回は、美濃囲いの崩し方や攻め方を丁寧に解説します。
対局で指された時に、美濃囲いの弱点を突いて将棋で勝てるようになりましょう。
将棋の囲いの中でも上からの攻めに強い銀冠についてご紹介します。
振り飛車での銀冠や居飛車での銀冠など、様々な戦型で使用できる方法や変化をご紹介するので、是非実践してみてください。
こんな情報をまとめています
今回のコラムでは振り飛車でよく使用される美濃囲いについて組み方から発展形までご紹介していきたいと思います。
形が美しいとも言われる美濃囲いを使って、相手の攻撃を綺麗に捌いていきましょう。
これであなたも美濃囲いができるようになります。
美濃囲いは振り飛車で使用される囲い方です。
居飛車で美濃囲いを作る場合は、左美濃囲いと呼ばれますので美濃囲いと言う時は振り飛車だと思ってください。
美濃囲いの特徴の一つとして、構えが全体的に低く、横長な形になっていますよね。
この形は横からの攻めに強いように作られており、居飛車相手に有効な防御手段になります。
逆に弱点は上からの攻撃で、上部を攻められると状況的にキツイことが多いです。
弱点がわかりやすい囲いなんて使って意味があるのかと思われるかもしれませんが、美濃囲いの優秀な点は、美濃囲いから様々な形に変化することができることです。
高美濃囲いと呼ばれる上部に強い囲い、攻めを強化する片美濃囲いなど、美濃囲いと名のつく囲いが複数あります。
それらの組み方は、この記事の後半にご紹介しますので、是非とも実戦で試してほしいなと思います。
美濃囲いを指すのではなく、崩し方を覚えたいという人はこちらに弱点や攻め方をまとめています。
実戦でも美濃囲いはよく指される囲いなので対策はできるようになりましょう。
それでは美濃囲いの組み方を見ていきましょう。
まずは、基本である本美濃囲いの形を目指して、画像のような形を目指していきます。
▲7六歩
▲6六歩
まずは角道を開けましょう。
続いて、飛車先の歩をあげるのですが、美濃囲いは振り飛車になるので、2六歩ではなく、6六歩と前に指します。
▲6八飛
▲7七角
▲7八銀
ここでの手順は四間飛車を作るための手順です。
7七角と上がりましたが、基本は相手が8五歩と指してきた時の対処で大丈夫です。
今回は、急戦対策として先に四間飛車の形を作っています。
▲4八玉
▲3八玉
▲2八玉
2八玉を目指して奥へ奥へと進んでいきます。
ここまでくれば玉の美濃囲いの位置に到着です。
▲3八銀
▲5八金左
▲1六歩
最後に銀と金、端歩をあげれば美濃囲いの完成です。
低く構え、横からの攻撃に強い状態ができました。
ここからは、四間飛車の戦法を使って相手との戦いになります。
四間飛車の攻め方や特徴については、別コラムで詳しく取り扱っているので、四間飛車について知りたいという人はこちらをご覧ください。
美濃囲いの弱点として、上部からの攻めには弱いとお伝えしました。
しかし、美濃囲いもただ弱点をつかれるのを待っている訳ではありません。
美濃囲いは状況に応じて、様々な形に変形することで真価を発揮します。
それでは、実際にどのような美濃囲いの形があるのか見ていきましょう。
▲4六歩
▲3六歩
▲4七金
▲3七桂
美濃囲いの弱点である上部をつめるような形にすると、高美濃囲いと呼ばれる囲いになります。
横の防御は十分に残したまま、上部にもバランスよく対応できる形となります。
持久戦になれば、多くはこの形で戦うことになる使いやすい囲いですよ。
美濃囲いの変化の一つとして、銀冠と呼ばれる強力な囲いがあります。
こちらはプロからアマチュアまで人気の囲いなので、美濃囲いを覚えるなら銀冠まで覚えた方が良いでしょう。
5八金を相手の受けや攻撃にまわして欠けた状態を片美濃囲いと呼びます。
横からの耐久性は残したまま、攻撃力をあげたような囲いです。
相手が激しい急戦を仕掛けてくる場合に、片美濃囲いで迎え撃つことがあります。
金銀を使ってダイヤモンドのような形にし、上にも横にも強い囲いです。
ただし、攻撃の銀を守りに使ってしまっているので、自分から攻める手段はほぼ皆無です。
しかし、カウンター狙いの振り飛車や四間飛車ならば十分に戦うことができるんです。
美濃囲いをより深く学ぶためにお勧め書籍をいくつか比較してみました。美濃囲いを極めたいという人は是非ご参考ください。
1694円(税込)
発売日 | 42423 |
---|---|
ページ数 | 224ページ |
著者 | 藤倉 勇樹 |
1694円(税込)
発売日 | 42474 |
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ページ数 | 244ページ |
著者 | 及川 拓馬 |
1540円(税込)
発売日 | 40513 |
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ページ数 | 236ページ |
著者 | 金子タカシ |
美濃囲いは最初は複雑に感じますが、実際に使って行くとあっという間に覚えて、簡単に指すことができる囲い方です。
状況に応じて変化していくというのが初心者のうちは難しいですが、美濃囲いを使いこなすと様々な相手に勝つことができます。
是非、美濃囲いを使った捌き方を覚えて将棋で強くなってくださいね。