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将棋で強くなる方法~実戦をこなして自分の弱点や課題を見つけること

もっと将棋で強くなりたいという人はいる方は多いと思います。
今回は、将棋を始めたての人が敬遠してしまう実戦を通して強くなる方法について解説したいと思います。

将棋初心者が苦手とする実戦

将棋で強くなるための練習方法として代表的なものが3つあります。

  • 実戦
  • 詰将棋
  • 棋譜並べ

どれも大事な将棋の勉強方法ですが、初心者の方で実戦が苦手という方が意外と多いのです。

将棋で強くなるには実戦は必須

sにおいて、実戦は非常に大切な練習方法でです。
初心者というところで考えれば、最も効果のある練習方法とも言えます。

それだけ実戦から学べることは多いのですが、なぜ苦手する人が多いのでしょうか?
続いて、苦手とする理由と対策についてお話しします。

多くの人が実戦をこなさない理由

実戦は棋力向上に必要と分かっていても、なかなか取り組むことができない人はいくつかの理由を持っています。
まずは、自分が実戦を苦手とする理由を理解した上で、意識を変えていくことが大切です。

自分は実力不足だと思っている

コンピュータとばかり対戦している人が実戦を指さない理由として多いのが、自分はまだ人と指すには実力不足だと感じているからです。

コンピュータ相手にも簡単に駒損してしまうのだから、対人戦なんてもってのほかと考えてしまう方も多いです。

覚えないといけないことがあると優先順位を下げる

将棋の実戦の前にやっておかないといけないこと、覚えておかないといけないことがあると思い、実戦の優先順位を下げてしまうパターンです。
実戦でしか学べないこともあるので、なるべくこなすようにするのだが大切です。

負けることが嫌、怖い

棋譜並べや詰将棋と違って、実戦の場合は勝ち負けがつきます。
そのため、負けるのが嫌だったり怖いという人は実戦に手を出しづらいのです。

将棋において勝よりも負けて得るものの方が多いです。
なので、負けることに恐れる必要はありません。今の負けが後の勝利へと繋がります。

初心者は実戦を通して一気に強くなれる

将棋初心者、初級者は実戦をこなすことで一気に強くなれると思います。
但し、実戦をとにかくやれば良いという訳ではなく、強くなるための身になる実戦についてご紹介したいと思います。

自分の弱点や課題を見つける

将棋の実戦を通して、あなたの苦手とする場面が浮き彫りになります。
弱点でもあり課題でもあるので、序盤が苦手なら定跡を学び、中盤が苦手ならより盤面を広く見れるように、終盤が苦手なら詰将棋に力を入れるといった感じで、どうすれば将棋で強くなれるのかがわかります。

将棋自体を楽しむ

他の将棋の勉強方法と違って、実戦は将棋の醍醐味です。
練習しながらも将棋を楽しむことができる練習方法なので、是非試してみてください。

実戦後はしっかりと振り返る

将棋の実戦をこなした後は、しっかりと振り返りを行いましょう。
特に、どの手を指そうか迷った時などは良い振り返りポイントになります。
迷うということは、別の着眼点があったと思うので、その手を指していたらどうなっていたのかという風に見直すのがおすすめです。

解析ソフトで別の手を学ぶ

何より欠かせないのが解析ソフトによる最善手の検討です。
悪手はあなたに気づきを与え、あなたの将棋をよりよくするためのものです。
解析ソフトを使う事で、少しずつ悪手を改善していけます。

実戦は数と質のどちらが大事?

将棋の実戦で数と質のどちらが大事なのかという疑問を持つ方もいるでしょう。
これは、あなたのレベルによっても変わってくるのですが、初心者ということであれば質よりも数を優先した方が良いです。

実戦の数を優先する理由

まずは対局になれるというのが将棋において何より大事です。
どこまでが序盤で、どのタイミングで中盤に入るのか、そして、どのような状況で有利不利が生まれるのかがわかります。

ある程度上達したら、質を大事にしたいですが、初めは将棋にたくさん触れるということで、数を優先しても良いでしょう。

恐れずに将棋の実戦から色々なことを学ぼう

今回は、将棋の実戦が強くなるためにどれほど有益なものかをご紹介しました。
まだ自信がないから対局はお預けという方も多いと思いますが、恐れずに相手に悪いところを教えてもらうという気持ちで実戦に挑戦してみてください。

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将棋の上達方法

【将棋で強くなる勉強法】効率の良い詰将棋勉強で棋力がグングン上がります!

将棋が強くなる勉強方法として最も効果的と言われる詰将棋。
今回は、効率の良い勉強方法として詰将棋に焦点をあててご紹介いたします。

詰将棋をこなすことで
・対局で勝てるようになったり
・終盤に逆転できるようになる(もしくは、逆転を防ぐ)

是非、詰将棋による勉強方法を覚えて、勝率を上げられるようにしましょう。

そもそも、詰将棋とは?

そもそも、詰将棋とは?

詰将棋とは、自分が手番を持っている状態で、相手に王手をかけ続けることによる、手番を渡さずに詰みを行う練習方法です。
詰将棋を勉強することで、下記のような効果を得ることができます。

  • ・単純に将棋で勝てるようになる
  • ・将棋の攻めの仕組みがわかる
  • ・劣勢でも逆転できるようになる

どれも将棋で勝つ上には欠かせないポイントです。
何故、詰将棋ではこのようなスキルを身につけることができるのでしょうか?

単純に将棋で勝てるようになる

単純に将棋で勝てるようになる

詰将棋最大のメリットは、やはり勝ちに直結するということですね。
詰みを見つけて、間違えずにその手順を辿る能力が高くなるので、勝率へと反映されます。
将棋の終盤はいかに、先に詰みを見つけられるかどうかですから、詰将棋は数をこなすことがとても大事です。

将棋の攻めの仕組みがわかる

詰将棋の例題

詰将棋は攻めの基本も学ぶことができます。
王手をかけるからこそ繋がる手は多いのですが、将棋において駒と駒の連携を意識することが非常に大事です。(紐をつけるとも言います。)
駒同士を繋げながら相手を詰めていく詰将棋は、攻めの基本を学ぶことができるんです。

また、詰将棋には相手の駒が事前に配置されていますし、相手側は盤上に描かれていない駒は全て持ち駒として使えるルールがあります。
相手の完全な包囲網を潜り抜けるために、駒の死角を狙っていく詰将棋は、攻めに置いては基本と言えます。

これこそが、初心者の方にも早い段階で挑戦して欲しい理由となります。

それでは、実際に1問みてみましょう。

詰将棋の回答1手目

詰将棋の回答2〜3手目

詰将棋の回答 4〜5手目

これで詰みになります。

劣勢でも将棋で勝てるようになる

劣勢でも将棋で勝てるようになる

将棋において劣勢な状況は、相手に一方的に攻められる展開です。
持ち駒を使われ、ジワジワと玉の囲いである金や銀を剥がされていきます。
そういった中で、必ずしも相手だけが駒を取れる訳ではありませんよね?

恐らく、守っている側も相手の駒を取ることができます。
詰将棋のメリットには、相手を詰ませるために必要な駒を予測できるようになることで、劣勢でも逆転の1手を指すことができるようになります。

詰将棋をやらなくてもアマ初段にはなれる

 

強さに直結する詰将棋ですが、解くのが苦手と言う人もいれば、詰将棋するくらいなら実戦を指したいという人も多いと思います。
実際に詰将棋を通して強くなれるのは事実ですが、必ずしも必須という訳ではありません。

プロや女流棋士でも詰将棋は段位取得してからやるようになったという方も多いです。
もちろん、有名なアマチュア選手の方も、必ずしも詰将棋が必須とは言っていないんです。
詰将棋が苦になって、将棋自体が楽しくないと思うようになってしまうなら本末転倒だとも言っていました。

とは言え、詰将棋をやって弱くなったという人は聞いたことがありません。
嫌いではないという人は、ガンガン挑戦してみて欲しいと思います。

詰将棋の効率の良い勉強方法

効率の良い勉強方法を知ろう

いよいよ詰将棋を使った効率の良い練習方法をご紹介していきます。
詰将棋と言っても、難しいものもたくさんありますし、本の種類も多いですよね。
そこで、初心者の人から上級者のレベルの人まで、効率の良い詰将棋の練習方法を伝授いたします。

効率の悪い詰将棋がある

効率の良い方法ってなんだろうと思う方もいるかも知れませんが、必ずしも詰将棋は数をこなせば良い訳ではありません。
というのも、詰将棋には「作品」と呼ばれる問題もあるからです。

作品というのは、妙手を使うことで詰みに持っていくようなものが多く、実戦を意識した問題ではなく、どちらかというと閃きや頭の体操に近い問題となっています。
詰将棋に変わりはないものの、実戦では現れにくい形が多いので、解けることによって棋力が上がるかと言うと…効率は悪いと言わざるを得ません。

初心者にオススメの詰将棋勉強方法

初心者にオススメの詰将棋勉強方法

初心者へオススメしたい勉強方法のポイントは「手数」「数」「繰り返し」です。
それでは、具体的にどういった詰将棋を練習するのが良いか見ていきます。

初心者は1手詰めの詰将棋から試す

初心者は1手詰めの詰将棋から試す

詰将棋には1手詰め、3手詰め、5手詰めのように分かれており、何手目で詰ませられるかがわかるようになっています。
7手詰め、9手詰め、11手詰めと必要な手数が増えれば増えるほど、難易度も高くなります。

では、難しいのをやれば良いのかと言うとそうではありません。
初心者のうちは、まずは慣れることから大事なので、1手詰めからオススメします。

1手詰めと言うと一番簡単な詰将棋になりますが、そこには駒ごとの手筋を活かした問題が豊富に準備されています。

将棋の基本がびっしりと詰め込まれているので、1手詰め~3手詰めとレベルを上げていくのがオススメです。

詰将棋は数をこなす

詰将棋は数をこなす

詰将棋と言うのは、一つ一つをじっくりこなすのも大事ですが、数をこなす方が大切です。
多くの局面で詰みを行うことで、実戦にいきるような学びを得ることができます。
数をこなすためにも、比較的簡単なものから初めて、1分で1問を目安にやって行くのが良いです。

答えがわからない場合は、最初はじっくり考えるよりも回答をみた方が良いです。
詰将棋には多くの手筋が使われますので、手筋を知らない状態で挑戦しても時間がかかってしまいます。

繰り返し詰将棋を解く

詰将棋のポイントとして、繰り返し解くというのがお勧めです。
以前に解けた問題も、頭の中に盤面のイメージとして残しておくのが本当に効果の出る詰将棋です。
多くの問題を繰り返し解くこと。それが初心者にとってもっとも効率の良い詰将棋勉強法です。是非ご参考ください。

中級者以上の人は毎日 詰将棋を解く

中級者の方にお勧めな練習方法は、詰将棋を毎日解くことです。
現在は、将棋連盟やマイナビなどで詰将棋が公開されていますから、毎日新しい問題に挑戦することができます。
コツコツと続けることが棋力の底上げとなります。
個人的には、詰将棋のハンドブックを持って、空いた時間(移動時間や休憩時間)に解くのがお勧めです。

詰将棋を解くのにお勧めの本

詰将棋を買うのであれば、頭の体操用のではなく実践に近い詰将棋でないと効果は半減です。
それぞれの手数ごとにお勧めの本をまとめましたので、ご自身の気力に合わせて購入してみてください。

1位
藤井聡太推薦! 将棋が強くなる基本3手詰

藤井聡太推薦! 将棋が強くなる基本3手詰

1364円(税込)

初心者向けの基本的な詰将棋本 読みやすくわかりやすい!

初心者の方へお勧めしたいのが、こちらの3手詰めの詰将棋です。発売日も新しく綺麗にまとまった内容だと思います。3手詰めなので中級者以上の人には物足りないでしょうが、1手詰めではなく、少しレベルのあるものから始めたいという人には最適な1冊です。
発売日 43396
ページ数 242ページ
著者

2位
詰将棋パラダイス 5手詰傑作選

詰将棋パラダイス 5手詰傑作選

1474円(税込)

中級者向けの5手詰めで気力がいきに上がる!

かなり良問が多く、気力アップにはもってこいの本書。アマゾンのkindle unlimitedに加入していれば無料で読むこともできるお勧めの一冊です。一筋縄ではいかない問題が多数収録されているので、3手詰めが楽々こなせるようになってきたという人のレベルアップとして最適です。
発売日 43728
ページ数 418ページ
著者

3位
詰将棋道場7手~11手

詰将棋道場7手~11手

2357円(税込)

有段者以上の方の気力アップに最適

本書は7手詰めから11手詰めまでをまとめた本です。難易度も高いことながら、様々な手筋をいかした実践的な詰将棋が掲載されています。実践で起こり得るような盤面が多く、間違いなく終盤を鍛えることができる一冊となっている。
発売日 39168
ページ数 415ページ
著者