向かい飛車の対策や受け方を解説！急戦やメリケン向かい飛車への対処

居飛車に対して、振り飛車側が向かいあわせるように飛車を振る向かい飛車。
今回は、向かい飛車の対策として急戦やメリケン向かい飛車の受け方や注意点をご紹介します。

向かい飛車をうざいと感じる人は是非ご参考にしてみてください。

向かい飛車を対策しよう

向かい飛車は飛車を向かい合わせるような形となります。
飛車交換を目的とした動きとなり、何も対策をしていないと振り飛車有利な局面で飛車を交換してしまうことになります。

向かい飛車の定跡や指し方の解説

向かい飛車の対策ではなく、戦法として定跡や指し方を覚えたいという人はこちらを参考にしてください。
基本tおなる定跡や、向かい飛車の狙いなどを解説しています。

向かい飛車の手順・指し方を徹底解説！駒組み後の攻め方がわかる

相手の居飛車に対して、向かい合わせのように配置する向かい飛車。
向かい飛車は、相手次第では駒組みの難しい戦法にはなりますが、居飛車相手に反撃のチャンスも十分にある頼もしい戦法になります。

向かい飛車の急戦対策

今回、中心的にご紹介するのが向かい飛車側から急戦を仕掛けられた場合の対策です。
美濃囲いへ組む向かい飛車に対して、穴熊を組もうとしてしまうと痛いところを突かれるのでしっかりと対策や受け方を覚えましょう。

美濃囲いが相手でも穴熊にはしない

向かい飛車は美濃囲いの形となりますが、美濃囲いに有効な穴熊へ組むことは危険です。
穴熊に囲う前に向かい飛車側からの強烈な攻めがあり、居飛車が不利になります。

2四歩による攻めが向かい飛車の仕掛け

向かい飛車は2四歩と仕掛けてくる手が強いです。
同歩と取り返すと飛車と角を使って飛車交換を迫られます。

飛車の打ち所がないため向かい飛車が有利

飛車交換をすると、向かい飛車側は打つスペースが多くあります。
逆に居飛車側は飛車を有効に使える箇所が少なく、相手が優勢と言えます。

桂馬で2筋の守りを強くする

穴熊は危険なため、しっかりと2筋の攻撃を受けるため桂馬の準備を行います。

向かい飛車に対して反撃の策を用意する

向かい飛車に対して反撃の策を用意します。
相手も仕掛けを作られては面白くないので、狙っていた飛車交換を行います。

4筋の攻撃から相手を内部から分解

向かい飛車から飛車交換を行われた局面です。
この後に、居飛車側の反撃があります。

飛車打ちにより、銀桂取りの形になる

向かい飛車側よりも先に、居飛車の攻撃が成立します。
銀と桂馬の両取りとなり、向かい飛車側は攻めの形が大きく崩されます。

メリケン向かい飛車への対策

メリケン向かい飛車は3五歩と先に牽制するような急戦の仕掛け方になります。
先ほど紹介した、桂馬の跳ね先が消されて対処が難しくなりそうです。

飛車の交換を申し込む向かい飛車側

向かい飛車側が飛車を交換しようと攻めてきました　。
歩をタダで取られる訳にはいかないので、同歩とするのが定跡です。

飛車を向かい飛車側にもたれる局面となる

向かい飛車ではよくある手順で、お互いに飛車を交換します。
居飛車側は飛車を打ちメリケン向かい飛車に対して攻めきな姿勢を貫きます。

6筋から攻撃をしかけ、角交換を行う

居飛車側の手番となるので、居玉の相手に対しての攻めを行いところです。
有効な手となるのが、6筋からの攻撃で、6四歩から攻撃を仕掛けます。

角による両取りで居飛車側が有利な状況へ

向かい飛車側はまずは応手を求められ、銀を上げさせます。
そこで居飛車側の反撃となるのが角による両取りです。

まだ勝負はハッキリとわかりませんが、居飛車側が有利な局面となりました。

向かい飛車の急戦はしっかりと受けよう

向かい飛車に対しては事前に対策や受けを用意するというのが勝負の分かれ目となります。
悠長に穴熊に組んでいたりなど対策を疎かにすると鋭い攻撃により2筋がボロボロになるので注意が必要です。

対処を必要とされることから、向かい飛車はウザいなんて言われるのかも知れません。

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ページ数	224ページ
著者	安用寺 孝功
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