今回は、チェス界における羽生善治の活躍について解説していきます。
将棋界のレジェンドである羽生善治はどのようにしてチェスに関わりを持ち、強くなっていったのかを解説します。
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羽生善治とは
羽生善治は将棋界のレジェンドであり、過去に七大タイトル全てを獲得し、初の七冠を達成しました。ちなみに。現在は2人目の七冠、藤井聡太がいます。
将棋に詳しくなくても羽生善治が将棋の凄い人であることはご存知だという方は多いのではないでしょうか?
趣味としてチェスでも羽生善治が活躍
それでは、チェスにて羽生善治がどのように活躍したのか、チェスをいつ頃始めたのかについて解説していきます。
七冠前にチェスを始める
羽生善治がチェスを始めたのは七冠を獲得するよりも前で、だいたい1992年頃から始めたと本人が語っています。
当時の羽生善治は21歳であり、王座と棋王のタイトルを持っていました。
二大タイトルを持ちつつもチェスを勉強するという天才っぷり。それとも良い息抜きになっていたのでしょうか。
そして、1995年頃に本格的に始めていきます。
本を買ってチェスの勉強を行う
1992年と言えば今よりもチェスの情報は少なく、気軽にオンライン対戦を行うなんてこともできません。
羽生善治はチェスの本を購入して勉強を行ったそうです。
その時に読んでいた本が、チェスの天才プレイヤーのボビーフィッシャーのものでした。
ボビー・フィッシャー 魂の60局
0円(税込)
チェス上達にも影響する魂の60局
国内チェスのトップクラスにる
それから、少ない練習時間でチェスを勉強しつつ日本国内の大会で同率4位による優勝を果たし、日本チャンピオンになりました。
将棋もチェスも似たようなゲーム性ですから、羽生善治の才能が活かされたのでしょう。
羽生善治のチェス上達方法
羽生善治の練習方法も参考になるので以下ご紹介します。
1ヶ月に1回から2回ほど、強豪プレイヤーと対局し、チェス雑誌などで最新の情報、つまり棋譜を読んでいた。
語られるのはだいたいこの2つですが、チェス上達の秘訣が盛り込まれています。
まずは上級者との対局。上級者との対局は成長に欠かせません。
悪い所や良い所を指摘してもらう事ができ、一手一手の意味を理解する事ができます。
そして、トッププレイヤーの棋譜解析。
上級者であれば棋譜並べによる勉強効果は大きく、さまざまな手や狙いを知る事ができます。
グランドマスターとの対局にも勝利
その後、羽生善治は海外大会へ出場したり、グランドマスターとの対局を行っています。
2005年のEssentOpenでは、グランドマスターのピーター・K・ウェルズとの対局でも勝ち、これまで悪手とされていた手で定跡の見直しも世界でされるほどの対局となりました。
その後も2011年にフランスの国内チャンピオンであるマキシム・バシエラグラーブと対局し引き分けになっています。
2014年にはポーランドの大会で6勝2敗1分という快進撃を見せました。
それからはチェスでの活躍はほとんど聞かなくなりました。
しかし、これだけの実力ですから今後も何かしらの活動が期待できます。
スペシャルマッチでカスパロフと対局
2014年、羽生善治はスペシャルマッチとしてガルリ・カスパロフとも対局を行っています。
ガルリ・カスパロフはチェス界のレジェンドであり、世界トップクラスのプレイヤーでした。
結果は羽生善治の2敗という形で終わりましたが、チェスプレイヤーだけでなく将棋指しにも刺激を与えたと思います。
羽生善治のチェスのレートとタイトル
羽生善治のチェスのレートは以下のようになってます。
公式戦には出なくなっているため、非アクティブプレイヤーとされています。
羽生善治のチェスのレートや記録
レーティング
2399
国内順位
3位
最終対局年
2016年
世界順位
3077位
獲得タイトル
FIDEマスター
羽生善治のチェスの活動再開に期待
今回はチェス界における羽生善治の活動についてご紹介しました。
タイトル計100棋獲得に向けて将棋に集中しているかもしれないので、チェスでの活動再開はもうしばらく先かも知れません。
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