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ポーンを不用意に動かさないことがチェスのセオリー~チェスで強くなれる方法

今回は、チェスで強くなれる方法として初心者向けにポーンの動かし方の注意点をご紹介したいと思います。

駒の中では一番弱い駒ですが、実はチェスで勝つためにはとても重要な駒です。
特に動かすタイミングが重要なので、是非とも呼んでおいて欲しい内容となります。

とりあえずポーンを動かすは厳禁

とりあえずポーンを動かすは厳禁

初心者同士の対局で起こりがちなのが、何を動かして良いのかわからない時に、とりあえずポーンを動かすという選択をとってしまうことです。

チェスにおいてポーンは点数が最も低い駒なので、安易に動かしてしまいがちですが、ポーンの動かし方を気を付けるだけで初心者は勝てるようになると思います。

ポーンはチェスにおいて重要な駒

ポーンはチェスにおいて重要な駒

大前提として覚えておいてほしいのが、チェスにおいてポーンは1点という評価です。
しかし、1点という枠には収まらないほどの重要な駒なのです。

ポーンはゲームの進行状況によって価値が変わる

ポーンはゲームの進行状況によって価値が変わる

ポーンはゲーム終盤になるにつれて駒の価値が高くなります。
マイナーピースがないような状況だと、ポーンを取るのも一苦労です。

ポーンは位置によって価値が変わる

ポーンは位置によって価値が変わる

ポーンには他の駒にはないプロモーションというルールがあるため、相手陣地に近いほどプロモーションできる可能性が高くなり、必然的に価値が高くなります。

次の手番で安全にクイーンになれるなら、そのポーンはクイーンの価値と等しくなります。

ポーンの動かし方を意識するだけで勝率が一気に上がる

ポーンの動かし方を意識するだけで勝率が一気に上がる

ポーンの価値を再認識したところで、動かし方についてお話します。
この、ポーンを動かすことの良し悪しを理解しているか、していないかで勝率はかなり変わります。

私自身もそうだったのですが、ポーンの動かすタイミングを意識しただけで勝てるようになったり、急に負けてしまうことが減りました。

ポーンと歩は全く違う

ポーンちゃん
ポーンちゃん
チェスは取った駒を使えないので、ポーンも大事な1点です。

チェスのポーンは将棋でいうところの歩になる訳ですが、似てるようで異なります。
むしろ、全く異なるものと思って利用した方が良いでしょう。

ポーンは後ろを守れない

ポーンは後ろを守れない

ポーンを動かす時の最大の注意は、前進したポーンは後ろを守ることができないということです。
歩も前にしか進めないという点では同じですが、2歩にならなければ取った駒から指すことができます。

なので、後ろには決して戻れない駒として慎重に進めていかなければならないのです。
ポーンを進める度に、あなたの陣地に弱点が生まれると思ってください。

1ポーン差でもチェスにおいては大きなダメージとなる

ポーンちゃん
ポーンちゃん
たった1点のリードが終盤で大きな差を生みます。序盤から隙のない緊張ある対局こそがチェスの醍醐味です。

相手のポーンを一つでも多く取れている状態をポーンアップと言いますが、チェスにおいてはたった1つのポーンアップでも大きな得と言えます。

もちろん、これだけで勝てる訳ではないですし、状況や配置によってポーンを取られて同程度の戦況も多くあります。
しかし、後々に1ポーン差が勝敗を揺らがすこともよくあるので、ポーン得も駒得状態とみて良いです。

ポーンは動かすべき時だけ動かす

ポーンは動かすべき時だけ動かす

初心者の方は、ポーンを動かす必要がある時だけ動かすことを意識してもらえれば、指し方がかなり変わると思います。

やってはいけないポーンの動かし方は、特に指す手が思いつかないから動かしてしまおうという手です。
最初の方は特にやりがちなので要注意です。

不用意にポーンを動かすと弱点を作る

不用意にポーンを動かすと弱点を作る

ポーンは守りと攻めの優秀な駒で、多くの状況でどちらもバランスよくこなします。

ポーンは前に進めるということは、基本的に攻撃よりな選択です。
しかし、攻撃目標もなく進めているだけで攻撃は成立しません。そればかりか、守りを薄めることになるという悪手になりかねません。

ポーンは進めるとその後ろを失う

ポーンちゃん
ポーンちゃん
ポーンの前進は失うものもあることを覚えておきましょう。

ポーンは進める代わりに失うものがあります。
進める意味と失うものを天秤にかけて、進める意味があるのであれば当然動かしたほうが良いです。

意味がないのに動かすということは、それだけリスクがあるということなのです。

窮屈でも自分の駒を取られやすくなってしまう

窮屈でも自分の駒を取られやすくなってしまう

ポーンを進めることが危険だからと言って、進めすぎないと自分の陣地が窮屈になり、相手の攻撃に対して柔軟に対応できなくなることもあります。

低く構えることも戦法ですが、動かさなければ良いという訳ではない点にご注意ください。

初心者のうちは攻撃をマイナー/メジャーピースで行おう

最後にチェス初心者の方へ1つのアドバイスなのですが、攻撃はメジャー/マイナーピースを使用して、ポーンで守るということを意識してみてください。

低く構えたポーンの守りは簡単に崩せるものではないので、同じレベル帯であればしっかりと腰の据わったチェスができるようになると思います。

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