将棋を始めたけど何から勉強すればいいのかわからないという方にオススメしているのが、玉の囲い方を覚えることです。
今回は、将棋の初心者の方にオススメしたい最強の囲いをご紹介します。
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将棋の初心者は囲いから覚えよう
将棋の始めは覚えることが沢山で、駒の動きを覚えた後は何から勉強すれば良いのかわかりませんよね。
オススメされる勉強法
- 将棋の定跡の暗記
- 戦法
- 詰将棋を解くなど
オススメされてる勉強法は沢山あります。
その中でも、将棋の初心者に1番最初に覚えて欲しいのが王の囲い方です。
つまり、自分の王様を守るための防御方法です。
どうして王に囲いが必要なのか
将棋では玉は最も大切な駒で、王様を取られてしまうと負けとなります。
その王を簡単に取らせないための守り方が囲いになります。
囲いにはさまざまな形があり、呼び名も違えば守りの特徴も違います。
自分の好きな囲いを極め、相手の囲いを崩すことが将棋の楽しみの1つです。
将棋の理不尽な負け方を減らせる
初心者が将棋の囲いを覚えるメリットは、理不尽な負け方やハメ手を受けないためでもあります。
将棋では王手をかけられたら必ず逃さなければいけません。その王手を利用した最強の攻撃が、王手と別の駒を同時に攻撃する方法です。
これは王手飛車取りといって、王手をかけつつ飛車にも攻撃しています。
当然、王様が最優先なので飛車を捨てて王様を逃さなければいけません。
将棋の囲いを覚えると、このような理不尽な攻撃を序盤から受けなくなります。当然、勝率もあがるので、将棋の初心者こそ囲いから覚えるのが良いという訳です。
自分の好きな囲いを見つけよう
将棋の囲いは細かいものも入れると何十種類もあります。
囲いごとにカウンターを狙った攻め寄りな囲いや、完全に防御優先な囲いも存在します。
まずは、色々な囲いを覚えて実戦で試してみましょう。
特にこれからご紹介する囲いは全て使ってみて欲しいです。
実際に囲いを使うことで、自分の棋風が攻めに向いてるのか、守りに向いてのかもわかり、今後の将棋の勉強も捗ります。
初心者にオススメの囲い方
ここからは、将棋初心者にオススメする最強候補の囲いをご紹介します。
どの囲いにもメリット、デメリットがあるので是非気に入ったものを使ってみてください。
穴熊囲い
初心者にオススメしたい囲い1つ目は穴熊囲いです。
有名な囲いなので名前は聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
穴熊囲いの特徴はなんと言っても将棋の中でも最強に堅い守りであることです。
穴熊囲いに組まれるとどこから攻撃して良いのかわからないので耐久力も高いです。
初心者に使って欲しい囲いになります。
名前 | 穴熊囲い |
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手数 | 16手 |
特徴 | 玉をしっかりと守り、どんな打ち込みに対しても1手では王手にかからない頑強な囲いです。 |
矢倉囲い
居飛車の基本的な囲いで攻守バランスの取れた形になります。
攻撃も守りもどちらも漫勉なく勉強したい、長期戦は苦手という方にお勧めです。
名前 | 矢倉囲い |
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手数 | 12手 |
特徴 | 上辺に強い囲いです。居飛車を使う初心者の方にオススメできる囲いの1つです。 |
船囲い
船囲いは形が船の底に似ているのが特徴です。
囲いの特徴は手数が短く、攻撃に転じやすいのが特徴です。
他の囲いに比べると守りは脆く、相手から崩されやすいので初心者が船囲いを使っても、強さを実感するのは難しいかも知れません。
名前 | 船囲い |
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手数 | 7手 |
特徴 | 7手という驚異的な手数の少なさで早い攻めが展開できる囲いです。とにかく攻めを優先したいとい方にオススメです。 |
美濃囲い
美濃囲いは振り飛車で使える囲いで、囲いの形が美しいとされる守りにあります。
初心者におすすめされる戦法の1つ、四間飛車と合わせて使うことができます。
振り飛車の基本的な囲いになるので、振り飛車を指したいと言う方は美濃囲いから覚えましょう。
名前 | 美濃囲い |
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手数 | 11手 |
特徴 | 振り飛車を指すなら間違いなく美濃囲いから覚えた方が良い!と言われるほど優秀な囲いです。特に初心者向きな囲いです。 |
金無双
名前をみると非常に強そうな将棋の囲いの1つ金無双。
こちらの囲いも初心者には組みやすく、一定の防御力があるのでお勧めです。
名前 | 金無双 |
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手数 | 12手 |
特徴 | 金無双は急戦狙いの囲いなので攻撃寄りと言える形です。途中、長期戦に切り替える作戦もあるので様々な局面に対応できるのも金無双をオススメできる理由です。 |
左美濃囲い
左美濃囲いは、居飛車戦法で組むことができる美濃囲いです。
名前こそ美濃囲いとついていますが、目的や動きは違ってきます。
名前 | 左美濃囲い |
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手数 | 13手 |
特徴 | 美濃囲いの名を持っているだけあって攻守バランスの取れた印象の囲いです。オールラウンダー的な戦いができるので将棋初心者にもオススメです。 |
エルモ囲い
エルモ囲いはAIソフトが好んで指すことから名付けられた囲いです。
AIが導いた効率の良い囲いになるので、絶妙な攻守のバランスがあります。
最新の囲いの一つなので、長く通用する手を覚えたい方にオススメです。
名前 | エルモ囲い |
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手数 | 12手 |
特徴 | 短い手数で柔軟な囲いがエルモ囲いです。正直、初心者よりは中級者以上の方にオススメな囲いなのです。AIが得意とする囲いで、相手の手を完全に読み切れる棋力があるとさらに輝きます。 |
雁木囲い
雁木はどちらかと言うと攻めよりな囲いだと思っています。
そのため、防御力としては他の囲いに比べると低めなのと、初心者がよく使う棒銀を苦手とします。
総合的には強い囲いなので、攻める将棋が好きという方にオススメです。
名前 | 雁木囲い |
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手数 | 11手 |
特徴 | 雁木囲いは上からの攻めに強く、また囲い自体が攻めに転じることのできる形となっています。下段というわかりやすい弱点は持っていますが、指してて楽しい囲いなので初心者にもオススメです。 |
銀冠
銀冠は美濃囲いから変化して作られる囲いです。
四間飛車との相性が良く、右隅にコンパクトに防御を固めて、振った飛車をより自由に動かすことができます。
名前 | 銀冠 |
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手数 | 24手 |
特徴 | 手数は相手の手も考慮した手数になります。銀冠自体が手数がかかる囲いなので、相手の攻撃にも臨機応変に対応していかないと中途半端な銀冠になってしまいます。 強いのでオススメですが、まずは美濃囲いから覚えることをオススメします。 |
ボナンザ囲い
独特な名称の将棋の囲いがボナンザ囲いです。
実は最強とも言われていたAIソフト、ボナンザが好んで作った囲いから名づけられました。
手数は短く、残りの手数は攻撃に使ってやるというAIソフトならではの囲いです。また、角交換をされるという前提が必要です。
名前 | ボナンザ囲い |
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手数 | 7手 |
特徴 | 最小限に王を守っているボナンザ囲いは見た目以上に隙がありません。少ない手数を活かして攻撃陣を構築できるのがボナンザ囲いの強みです。 |
アヒル囲い
名前がユニークな囲いで、作られる囲い自体もとても面白いです。
一見弱点になりそうな棒銀に対してもカウンターを用意している、奇襲よりな囲いです。
名前 | アヒル囲い |
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手数 | 10手 |
特徴 | 奇抜な形で弱点がありそうな囲いですが、相手をおびき寄せてカウンターする手を持っていたりと非常にユニークな囲いです。一時期はオンライン将棋でかなり流行りました。 |
戦法を覚えることも大事
今回は、将棋 初心者におすすめできる囲いをご紹介しました。
是非お気に入りの囲いを見つけて、将棋の腕を上げてください。
また、戦法も囲いと合わせて覚えて欲しです。
なぜなら、囲いを決めて戦法も決めてから勉強をすると上達が早くなります。
そして、色々と囲いを自分で作ってみて、どれが合うのか合わないかを体感してみるようにしましょう。