チェスを始めたてのプレイヤーでどのように相手に勝てば良いのかわからないという方や、どうすれば相手より良い局面を迎えることができるのかと悩んでいる人はいないでしょうか?
白番なのに、相手に攻められるような状況が多いという人も多いですよね。
今回は、初心者から中級者の間までに使える、チェスの攻め方や考え方についてご紹介いたします。
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- 1 気付くと追い込まれるような状況になっている
- 2 初心者にオススメなチェスでの攻め方について
- 3 自分から駒を取らず、相手に駒を取らせる
- 4 相手に取られても良いように、他の駒を紐づけるそこで、あなたが取る行動は、相手の駒を取るのではなく、相手から駒を取られても、取り返せるように、他の駒を援軍として動かすのです。
- 5 相手の駒を自分から取っても良い場合
- 6 相手の駒が浮き駒だった場合
- 7 相手より自分の駒の価値が低い時は取るこの場合、ナイトよりもルークの方が勝ちが高い駒と言われているので、基本的に取りに行って大丈夫です。
- 8 ダブルポーンを作れる状況
- 9 なるべく自分からの駒交換を抑えると均衡のとれた局面になりやすい
- 10 ここからはじめるチェス
- 11 チェスをこれから始める初心者から初級者向け
- 12 チェス戦略大全I 駒の活用法
- 13 中級者を目指すプレイヤーのバイブルになる本
- 14 おすすめの関連記事を読む
気付くと追い込まれるような状況になっている
チェス初心者において、よく起こり得るのが先手の白番だとしても、相手から攻め込まれていることが多いということです。
本来、先手である白番の方が攻め込める機会が多いはずですが、中盤に差し掛かったころには相手が主導権を握っているように感じることはありませんか?
逆に、黒番をにぎっている時は、黒番らしく後手に回ってしまっている。
もし、このような戦局に陥りやすいと感じている方は、攻め方を変えるだけで有利に進められるようになるかも知れません。
初心者にオススメなチェスでの攻め方について
今回、ご紹介するのは2つの攻めの考え方です。
初心者の方がこれらをなんとなくでも理解して攻めれば、これまでとは違った局面になりやすいと思います。
また、一方的な後手に回るという機会も減らせる方法です。
1.自分からではなく、相手に駒を取らせる
2.ダブルポーンを狙う
この2つの方法と狙い目についてご紹介いたします。
自分から駒を取らず、相手に駒を取らせる
例えば、お互いにポーンが取れる状況になった局面において、すぐに相手のポーンをテイクしてはいないでしょうか?
その他に、ビショップ同士が向き合った時、お互いのナイトが利き合っている時、自分から攻めていませんか?
初級者帯でも、基本的に浮き駒を作らないように進めていると思うので、相手の駒を取ったとしても、次の番に取られてしまうことが多いと思います。
では、あなたが相手のビショップを取って、次の番で相手にビショップを取り返されたとします。
お互いにビショップが取られているので、±0と言ったところでしょうか。
いいえ、実は違います。
相手は、あなたのビショップを取る際に、自軍の駒を前に進めています。
両者の結果を比較するとこのようになります。
あなたは、ビショップを取って、ビショップを失った。
相手は、ビショップを失ったが、損失分を取り返し、さらに別の駒を前に進めたです。
あなたから仕掛けたはずなのに、相手の方が得しているんです。
そして、同じような状況が序盤に続いたとすると、あなたと相手の駒損は同じ状況でも、相手の駒の方が前に出ており、次の攻撃を仕掛ける準備が着々と整っていっているのです。
このまま、中盤を迎えると、いつの間にか相手の方が攻め手段が多く、白番なのに後手に回ってしまっているのです。
初心者のうちは、ビショップが向き合う状況になると、取らないと取られると焦ってしまい、自分から攻撃してしまいます。
この動きが実は悪い結果を生み出していたのです。
では、あなたはどうすれば良かったのでしょうか?
相手に取られても良いように、他の駒を紐づけるそこで、あなたが取る行動は、相手の駒を取るのではなく、相手から駒を取られても、取り返せるように、他の駒を援軍として動かすのです。
自分の駒を駒で守ることは、紐づけるという表現であらわすこともあります。
紐づけた駒は、取られても取り返すことができるので、相手に取られても取り返すことができます。
また、取り返すときにあなたの駒は前進することもでき、一石二鳥という訳です。
恐らく、チェスに慣れてきた相手ならばすぐに取ってきたりはしないでしょう。
互いに動けば取れる駒を残しつつ、ギリギリのような局面を進めていくことで、相手も自分にも攻めのチャンスが訪れるという訳ですね。
特に序盤ではよく起こり得る局面なので、気を付けなければいけないでしょう。
相手の駒を自分から取っても良い場合
基本的に相手に駒を取らせるという考え方で進めて良いと思いますが、自分から駒を取った方が良い場面や、取りに行かないといけない場面というのもあります。
ここでは、自分から取った方が良い場面について解説したいと思います。
相手の駒が浮き駒だった場合
相手の駒が浮き駒だった場合、つまり、自分から取っても、取り返されない場面では、自分から攻めていくことをオススメします。
初級者帯では、積極的に浮き駒を探す・作るということを心がけて動かしてください。
ただし、あなた自身も浮き駒を作ってしまいやすいということには気を付けなければいけません。
相手より自分の駒の価値が低い時は取るこの場合、ナイトよりもルークの方が勝ちが高い駒と言われているので、基本的に取りに行って大丈夫です。
仮にナイトを取られたとしても、評価数値ではあなたの方が+2点となるため、駒得と言えます。
駒得になる局面を迎えたら、積極的に取りに行きましょう。
ここで、相手に取らせるの方針で進めると、相手は強い駒を逃がしてしまうことになります。
ダブルポーンを作れる状況
もう一つ、自分から取りに行っても良い局面があります。
それは、相手が駒を取り返した際に、ダブルポーンになるような局面です。
ダブルポーンはポーンの前にポーンがある状況です。
後ろのポーンは動きが抑制されていますし、自軍の駒の動きを抑制してしまうこともあります。特に終盤となれば、その弱点は顕著となってあらわれます。
あなたもダブルポーンになって、重い枷をはめられたような気分を味わったことはないでしょうか?
ですから、ダブルポーンを作れる駒交換は狙っていっても良いです。
なるべく自分からの駒交換を抑えると均衡のとれた局面になりやすい
いかがだったでしょうか?
自分から積極的に攻めに行っているつもりが、相手の攻めの起点づくりの手助けになっていたと思うとゾッとしますよね。
必ずしも、相手に取らせることが良いことではないのですが、敢えて取らせるというチェスの戦法があることを覚えて頂ければと思います。
ここからはじめるチェス
1188円(税込)
チェスをこれから始める初心者から初級者向け
発売日 | 40293 |
---|---|
ページ数 | 194ページ |
著者 | 渡辺暁 |
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発売日 | 2009年10月30日 |
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ページ数 | 285ページ |
著者 | ルディック・パッハマン |