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チェスで相手の陣地を崩す方法~チェスで強くなる攻め方について

チェスは中盤からより難しくなっていう
チェスの序盤が終わって、中盤に差しかかるタイミングでどうやって攻めて行けば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか?

今回は、チェスにおいて相手の陣地を崩すための攻め方のコツをご紹介します。
是非、初心者の方は参考にしてみてください。

チェスの攻め方がわからない状況とは?

チェスの序盤は所謂、駒組と言われる展開になります。
攻撃というよりは、自陣から動きやすくするように道を開けていくような流れとなります。

いきなり奇襲を仕掛けるような戦法もありますが、オーソドックスな定跡だとある程度駒展開が進むまでは緩やかです。

駒展開が終了した後の動き

各駒の展開が終わった後がチェスの中盤となります。
しかし、初心者の多くがこの地点からどう動かせば良いのかわからなくなります。

特に白番だと、相手よりも手番が先のため自分から動かないといけません。
黒番はその手に合わせて動くことができるので、指し手に迷わないため、勝率が高くなりやすいです。

動いた先が相手に取られる状況

序盤だと多くの駒が残っているので、駒の動かし先が何かしらの攻撃対象になっていることも多いです。
そのため、動かしたくても動かせない状況で、何を動かせば良いのかわからなくなってしまうのです。

まずは相手の弱点を探す

動かし先がないからと言って、適当に相手に手番を渡してしまうのは得策とは言えません。
そこで、相手の弱点となりやすい場所を探すことが中盤では必要となります。

ポーンで守れない駒が弱点になりやすい

手っ取り早い弱点の見つけ方として、相手がポーンで守れない地点や駒というのは弱点になりやすいです。
つまり、攻撃のねらい目は相手の駒を迎え撃つような形ではなく、相手陣地側を中間や後ろから崩していくことになります。

駒が動いたら取れる状況を作っておく

中盤の最初の方は駒組もしっかりしているので、無暗に相手陣地側の駒を攻めようととしても追い払われるだけです。
なので、相手の駒が動いてきそうな先に対策をしておくという指し方があります。

弱点を攻めるという考えよりは守り寄りな考えですが、安定してエンドゲームまで持っていきやすい戦い方でもあります。

ビショップを使った守りと攻めの両立

ビショップは、守りと攻めのどちらにも使える優秀なマイナーピースです。
相手の攻撃先を防ぐ時はビショップを活用していくと、強固な守りを維持しながら攻撃の準備も可能です。

そのため、ナイトとよりも若干価値が高いと言われています。

駒得だけが攻撃ではない

チェス初心者のうちは、攻撃手段と聞くと最終目標を相手よりも多くの駒を取るということに定めがちです。
しかし、チェスにおける攻撃目標は駒得以外にもいくつかあるのでそれらを覚えておきましょう。

ファイルの支配を目指すなどの目標を持つ

ファイルとはチェス盤の縦の列のことを言います。
ポーンがなくなったファイルをルークのような縦一直線で進める駒で陣取ることをファイルを支配したと呼びます。

ファイルを支配することで、様々な攻撃の拠点となります。
ファイルの支配の有効性や、方法などは別の記事で詳しくご紹介します。

相手のポーンの構造を悪くさせる

これは早い段階で覚えた方が良い、チェスの攻撃手段の一つです。
取って取られてを繰り返すと±0ですが、取り返された後に相手のポーンの構造が悪くなることを攻撃の目標とします。

悪い構造の代表として、1列にポーンが2つあるダブルポーンや、ファイルを開けてしまうような動きがあると悪い構造になったと言えます。

こちらも、詳しく話すと長くなるので、詳細は別の記事でご説明します。

自分がされて嫌なことを覚えて攻めのバリエーションとして使おう

チェスを勉強する上で、アプリやソフトの解析を利用して、最善の1手を確認することは多くの方がやられていると思います。
攻撃手段を学ぼうとするのであれば、自分の判断値が悪くなったきっかけとなる相手の手を確認してみてください。

悪い手を指してしまうような状況を作られているので、そういったところから攻めのバリエーションを学ぶことができます。
特に自分が大敗した時には確認してみるのをお勧めします。

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