チェスをやっていて負ける対局を思いかえしてみると、ある一手で致命的なミスを犯してしまい負けてしまうことがありませんか?
例えば、相手のクイーンを取ることができたので、他の駒を取ってしまった。
逃げるのではなく前進させれば、駒得することができていたなど。
これらのミスは、初心者のうちは特に多く頻繁に発生します。
その致命的なミスによって、どうにもならないような差がついて負けてしまいますよね。
今回は、チェス初心者に向けて、盤面の致命的なミスを見逃さない方法をご紹介いたします。
基本的なことから説明していくので、最初は退屈かも知れませんが、是非最後まで読んで、致命的なミスを事前に防げるようになりましょう。
このサイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。
チェスでの致命的なミスの防ぎ方
チェスで互いの戦局に大きな影響をもたらすのは、どちらかの致命的なミスです。
三原則と言われている、中央支配、マイナーピースの展開、キャスリングさえできていれば、オープニングで大きな差がつくことは少ないはずです。
局面が進行し、駒の取り合いとなる中盤以降にミスは待ち受けています。
攻撃をしかけたつもりが、自軍の弱点をさらけ出すことになってしまい、クイーンやビショップで攻め立てられ負けになってしまうこともあります。
このミスを少なくするだけでも、初心者帯では負けが減ると思います。
勝率を高めるため、次のレート帯へ進むためにも、うっかりミスは防げるようになりたいです。
それでは、チェスでの致命的なミスの防ぎ方について見ていきましょう。
1.直ぐに手を思いついたら、一旦深呼吸する
盤面を見ていると、あ!この手しかないと思って指すことがあると思います。
始めたてのうちは、良さそうな手を見つけても、もう少しだけ立ち止まってみてください。
焦ったうえでの一手もそうですが、チェスで上達するためにも一手には時間をかけた方が良いです。
時間をかけることによって、先を読む力も養われますし、自分なりの戦略を組み立てる練習にもなります。
悪い戦略もないよりはましという、上達の名言もあるくらいですから、直観的に打つのではなく、その手の意味を考えるようにすると、致命的なミスの発見にも繋がります。
2.相手の攻撃の狙いを考える
相手はどうしてこの駒を進めてきたのかと考えることが致命的なミスの発見になります。
相手も考えて駒を動かします。
ですから、多少なりとも動かした後の盤面を予測しているはずなんです。
相手がどういった狙いがあって動かしているのか予測することをオススメします。
特に、相手のクイーンやビショップなどは序盤/中盤で気をつけてみておきたい駒になります。
どの駒が攻撃されているのか、そして、駒を動かした時に後ろにいる駒がいないかなども考えておく必要があります。
3.攻撃している駒の数を確認する
ミスの見逃しに役に立つのが、攻撃されている駒の数を確認することです。
1つの地点にどれだけ相手が攻撃できるのか、逆に自分はどれだけの駒が防御に入れるのか、回数を数えるのです。
チェスにおいて、最後に勝るのは数の多いものです。
数で勝っているのであれば、明らかな勝機と思っても良いくらいです。
それ程までに、攻めと守りの数は局面を判断する上で、重要な要素と言えます。
また、駒を動かすときに、守りの駒でないかを確認してください。
守りの駒を動かすことで、相手に攻めのチャンスを与えてしまうので、動かす駒の役割は把握しておかなければいけないのです。
4.フォーク、ピン、スキュアの形を覚える
チェスにおいて有効な攻撃手段である、フォーク、ピン、スキュア。
これらは偶然の副産物として発見するのではなく、戦略として狙っていかなければいけません。
とは言っても、狙っていくための戦略を完全に覚えるのは難しいことです。
そこで、最初のステップとしてオススメするのが、それぞれの攻めが成立する形を覚えることです。要は、偶然による副産物でも良いので、それを見逃さないようにするのが、一歩になるということです。
見逃さないコツ、もしくは、狙っていくコツはシンプルです。
キング、クイーン、ルークの配置に常に見張っておくだけです。
フォークやピンが最も活躍する場面、上記のメジャーピースやキングを捉えた時になります。
これらの駒の動きを監視し、常にフォークやピン、スキュアの可能性を探るのです。
意識して対局してくると段々と慣れてくるので、次にビショップやナイトも視野に入れて駒展開をしていくと、攻撃のタイミングを見つけることができ、見逃しをなくすことができます。
対局やタクティクスで目をならす
チェスの対局時における、致命的なミスや、見逃しをなくす方法をご紹介しました。
これらの難しいところは、頭で理解していたとしても、うっかりと忘れてしまうということです。
残念ながら、この簡単なミスを初心者のうちから完全になくす方法は一つだと思います。
それは、盤面になれる他ありません。
対局やタクティクスを通して、目で記憶していくのが良いです。
また、うっかりミスによって負けることも非常に良い判断練習となります。
ですから、致命的なミスを犯してしまうから対局はまだまだ先だなと思わずに、chess.comを使ってチェスという盤面や駒に慣れてみてください。
特に対局の見返しでは、ミスとすら思わなかった手ですら新しい発見をすることが出来ます。
是非、対局と見返しを繰り返してミスを防げるようになってください。
それでは、良いチェスライフを。
ここからはじめるチェス
1188円(税込)
チェスをこれから始める初心者から初級者向け
発売日 | – |
---|---|
ページ数 | 194ページ |
著者 | 渡辺暁 |
チェス戦略大全I 駒の活用法
2420円(税込)
中級者を目指すプレイヤーのバイブルになる本
発売日 | 2009年10月30日 |
---|---|
ページ数 | 285ページ |
著者 | ルディック・パッハマン |