今回は、現将棋界の天才イケメンこと藤井聡太の段位についてご紹介します。
タイトル戦に出れば即座に話題となり、気づいたらタイトルを取得していたなんてことも多いので、肝心の藤井聡太が何段なのかわからなくなる人も多いのではないでしょうか?
今回は、藤井聡太のいま何段なのかについてと、これまで取得したタイトルについても解説します。
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藤井聡太は今 何段なの?
藤井聡太は今、何段かというと九段のプロ棋士として活動しています。
九段のイメージがつかない理由は、既にいくつかのタイトルを持っているため段位の肩書きで呼ばれないためです。
現在、藤井聡太は竜王、王将、王位、叡王、棋聖、棋王の6つのタイトルを所持しているため、藤井聡太 九段ではなく、藤井聡太 竜王(王将、王位、叡王、棋聖、棋王)と表記されるためでしょう。
藤井聡太の四段から九段までの経緯
ここからは、藤井聡太が四段から九段に上がるまでの流れと経緯について解説します。
藤井聡太はプロ棋士である四段に上がり、どのようなタイミングで五段、六段と上がっていったのでしょうか?

段位 | 昇段日時 | 当時の年齢 |
---|---|---|
四段 | 2016年10月1日 | 14歳2ヵ月 |
五段 | 208年2月1日 | 15歳6ヵ月 |
六段 | 2018年2月17日 | 15歳6ヵ月 |
七段 | 2018年5月18日 | 15歳9ヵ月 |
八段 | 2020年8月20日 | 18歳1ヵ月 |
九段 | 2021年7月3日 | 18歳11ヵ月 |
藤井聡太 四段の頃について
藤井聡太が四段に上がったのは2016年10月1日で、14歳2ヵ月という最年少でのプロ入りを果たしたため当時話題になりました。
ここから、藤井聡太の伝説が始まります。
藤井聡太 五段の頃について
藤井聡太が五段に上がったのは218年2月1日で、約1年半での昇段となりました。
また、15歳6ヵ月で5段に上がったためさらに話題となりました。
この頃から、広い世代に藤井聡太の名前が知られていきます。
藤井聡太 六段の頃について
藤井聡太が六段に上がったのは、2018年2月17日です。
なんと、五段に上がってから約16日で六段に昇格してしまったのです。
昇段の理由は、2月17日の第11回朝日杯将棋オープン戦で優勝したためです。
全棋士参加の棋戦で優勝を果たすと、八段までは1段上がることができるので、あっという間に六段へと昇段した訳です。ちなみに、準決勝では羽生善治 竜王相手とも戦っており、普通の棋戦でも優勝することがどれだけ困難かがわかります。
藤井聡太 七段の頃について
藤井聡太が七段に上がったのは2018年5月18日です。
またしても年内の昇段を、竜王戦のランキング戦の昇級規定により七段に上がりました。
当然、こちらも15歳9ヵ月という最年少記録となりました。
藤井聡太 八段の頃について
藤井聡太が八段に上がったのは、2020年8月20日です。
昇段の理由は、棋聖のタイトルを2期獲得したため八段へと上がる事になりました。
既に、棋聖を持っていたため、この頃から藤井聡太 八段と呼ばれず、藤井聡太 棋聖と呼ばれていたため、今、何段なのかがわかりにくくなりました。
藤井聡太 九段の頃について
そして、藤井聡太は2021年7月3日にプロ棋士の最高段位である九段に昇段しました。
昇段の理由は、これまで持っていた棋聖のタイトル防衛を果たし、3期目のタイトル獲得により九段へと上がりました。
九段が最高位の段位のため、今後、藤井聡太の段位が上がることはなくなりました。ちょっと残念です。
藤井聡太がこれまで取得したタイトル
それでは、藤井聡太がこれまで獲得したタイトルについてもご紹介します。
どのような時期にタイトルを取ったのか是非ご確認下さい。

竜王
2021年11月13日の豊島将之 竜王との七番勝負の第四局目にて4勝を果たしたことで、藤井聡太は竜王のタイトルを手にします。
現在、竜王の防衛線にも勝利し、竜王二期目となっています。
名人
藤井聡太は名人のタイトルはまだ獲得したことはありません。
名人への挑戦権の取得条件が特殊なため、実力があってもプロ棋士としてA級に入らないといけなかったためです。
しかし、そんな藤井聡太も現在は名人の挑戦権を得て、渡辺明 名人と七番勝負を行っている最中です。
今は第二局目が終わっており、2勝0敗で藤井聡太が早くも名人獲得に一歩近づいています。
正直、名人を獲得するのはそう遠くなさそうです。
王座
名人に続き、王座のタイトルも藤井聡太が獲得したことのないタイトルです。
現在、2023年度の王座戦のトーナメントが行われようとしており、藤井聡太も参戦を決めています。
1回戦は2023年5月10日を予定しており、藤井聡太の八冠達成の礎となるのか誰もが期待している対局です。
棋王
藤井聡太は棋王のタイトルを通算1期獲得しており、現在の棋王でもあります。
2023年の棋王戦にて藤井聡太が渡辺明を破ったため、1期目を獲得しました。
王将
藤井聡太は現在、王将のタイトルを獲得しており、通算2期目となります。
2022年に渡辺明 王将を倒し、2023年には挑戦者の羽生善治に勝利し防衛を果たしました。
叡王
2021年に豊島将之 叡王に勝利したことで、叡王のタイトルを獲得した藤井聡太。
2022年度も防衛を果たしており、現在のタイトルホルダーでもあります。
王位
王位は、藤井聡太が2020年に獲得したタイトルです。
現在もタイトルを保持しており、3期連続の王位となっています。
棋聖
藤井聡太が初めて獲得したタイトルが棋聖です。
初めて獲得してから、負けなしで防衛にも成功し、現在の棋聖でもあります。
2020年7月16日に獲得したタイトルは、最年少記録でのタイトル獲得となり、藤井聡太ブームがさらに加速しました。
藤井聡太の段位、タイトル獲得に今後も期待
藤井聡太は既に九段を獲得しているため、今後は段位が上がることはありません。
タイトルは毎年勝敗によって変動するため、増えたり減ったりします。
しかし、驚異的な強さで次々とタイトルを獲得しては防衛を成功している藤井聡太。八冠を達成したら、何期も防衛し続けるなんて前人未踏のことをやってのけるかも知れません。