こんにちは、将棋のいろはです。
将棋のルールや大前提、そして駒の動かし方を前回はご紹介しました。
すぐにでも将棋を指す(やってみる)ことはできるのですが、その前にもう一つだけ覚えておかなければいけないことがあります。
今回は、将棋における禁じ手というものについてご紹介いたします。
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将棋における禁じ手とは?
禁じ手というのは文字通り禁止されている手のことで、誤って禁じ手を使ってしまった場合、反則負けとなります。
ゲームだと最初から禁じ手が打てないように設定されているので、起こりえないことですが戦略にも関係する禁じ手もあるので、覚えておきましょう。
1つの筋に二歩(にふ)は禁止
将棋盤の縦の列のことを「筋」と言います。右の筋から1筋、2筋~8筋、9筋と呼ばれます。
二歩の禁止というのは、一つの筋に2つ以上の歩を置いてはいけないという禁じ手になります。
相手の歩を取った後、自分の歩がある筋に置いてはいけない訳ですが、初心者のうちは起こりやすい反則負けです。稀に、プロの対局でも二歩をしてしまうこともあるんですよ。
と金のある筋には歩を打っても良い
二歩の例外として、自分の歩がと金になっている筋には、歩を打っても二歩にはなりません。
歩の成りはと金ですが、と金=歩ではないのだと覚えておきましょう。
打ち歩詰め(うちふづめ)~歩で玉を取ってはいけない!?
自分の持ち駒である歩を使って、相手の玉を詰ませてはいけないのが打ち歩詰めです。
どうしてこういったルールがあるのかはわからないですが、実際の対局においてはそれほど起きないようです。
もちろん、例の場面で歩以外の駒で詰むのは大丈夫です。
これ以上先に進めない駒を置いてはいけない
将棋盤の横の列のことを「段」と言います。上から1段、2段~8段、9段とある訳ですが、1段目に歩を置いたとしたら、進む先が全くありませんよね?
動けないということは成ることもできないので、この場合は禁じ手となります。
- 1段目に持ち駒から置いてはいけない駒は、歩と香車。
- 1~2段目に持ち駒から置いてはいけない駒は、桂馬。
持ち駒ではなく、既に盤面にある駒を動かした場合、必ず成らなければいけません。
当然、ゲームアプリでは打てないようになっています。
千日手(せんにちて)
同じ駒の動きが4回以上続く場合は千日手となり、先攻後攻を入れ替えて最初からやり直すというルールです。
また、王手による千日手は反則とされ、王手をかけた側が敗北となります。要は終わりのない動きはしないようにとのことです。
意外と出くわす場面は少ない禁じ手
実際に起こりえることは二歩くらいなものです。あれ、歩を置きたいのに置けないぞ?という時に二歩になろうとしているという感じです。(ゲームの場合は打つことすらできないので、反則負けになることはない。)
ゲームだけで慣れていると、実戦で起こりえるかもしれないので要注意です。
打ち歩詰め、身動きの取れない駒の置き方は、普通に対局をしていればそうそう出くわしませんがこちらも気を付けなければいけませんね。
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