将棋の格言には、将棋を強くしてくれるための教訓、または人生において戒めとして活用することができます。
先人たちが残した知恵と遊び心に触れられるのも将棋の格言を知る楽しみの一つです。
それでは将棋の格言集をご覧ください。
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将棋初心者が強くなれる格言「居玉は避けよ」
将棋の格言の一つでもある、居玉は避けよとは、玉が初期の位置にいると危険だということを伝える格言です。
玉が詰むと負けになるため、詰まないように玉を囲ってあげることが大切だという意味です。
何故、居玉だと危険なのかというと、相手や自分が攻めてきたときに玉に王手がかかりやすくなるためです。
王手がかかると、優先的に逃がさないといけないため相手の攻めを加速させたり、守り駒を次々と剥がされてしまいます。
そうならないためにも、自分の得意とする囲いは最低1つは身につけておくべきなのでしょうね。
盤面全体を広く見る「遊び駒は活用せよ」
遊び駒は活用せよとは、盤面で活躍していない駒、つまり遊んでいる駒を遊ばせておかずに活用しなさいという格言です。
遊び駒が多いということは、それだけ相手との戦力にも差が出るということです。つまり、盤面を広く見て、端にいる駒を使うというメッセージです。
攻めを強くしてくれる将棋の格言
どうやって相手を攻めればいいんだろうと思った時に役立つ、攻めに関する将棋の格言です。
浮き駒に手あり
浮き駒とは、他の駒に守られていない無防備状態な駒のことを指します。
序盤こそ浮き駒は狙いものの、中盤に差しかかると浮き駒が現れてきます。そして、その浮き駒こそ攻めるチャンスであり駒得を狙える局面でもあります。
守りを強くしてくれる将棋の格言
将棋において欠かせない守りに対する格言の一覧です。
一段金に飛車捨てあり
私は初心者向けとしてこの言葉を守りの格言として説明することがあります。
一段目に金があれば、相手の飛車の打ち込む場所がなくなるので相手から飛車交換を持ちかけられにくくなるという格言です。
初心者のうちは、攻めと守りの境界線が薄く、金もすぐに攻撃に使いがちですが、金は自軍の守りとして活用するために覚えておくと良い言葉です。
駒の価値を再認識させられる将棋の格言
駒の価値は歩が低くて、飛車が高いと当たり前のことですが、将棋の格言により状況次第で駒の価値が違ってくることを教えてくれます。
相穴熊では角より金
相穴熊では大駒の角よりも、柔軟性のある金の方が価値が高いという格言。大駒と金の交換は一見すると金交換の方が不利に見えますが、戦況によっては得とする場合もあります。
一歩千金
戦況や局面によって一番最弱である歩が金以上の価値になるという格言です。
弱い駒だからといって適当に使うのではなく、歩にも他の駒に負けないほどの価値があると教えてくれます。
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