キャスリングはキングとルークの場所を一手でで入れ替えることが出来るチェスの特殊なルールです。
今回は、キャスリングの条件から、キャスリングのメリット等について解説します。
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- 1 キャスリングの種類
- 2 キングサイドキャスリング
- 3 クイーンサイドキャスリング
- 4 キャスリングのやり方
- 5 キングとルークの間に駒が1つもない時
- 6 キングとルークを一度も動かしていない時
- 7 キャスリングのルートに相手の駒が利いてない時
- 8 キャスリングはした方が良い?
- 9 キャスリングは守りと攻めの両方の効果が得られる
- 10 なるべく早くキャスリングを行った方がいい
- 11 キャスリングをしない方が良い時
- 12 キャスリングはキングサイドとクイーンサイドのどちらが良い?
- 13 色々なタイミングでキャスリングしてみよう
- 14 ここからはじめるチェス
- 15 チェスをこれから始める初心者から初級者向け
- 16 チェス戦略大全I 駒の活用法
- 17 中級者を目指すプレイヤーのバイブルになる本
- 18 おすすめの関連記事を読む
キャスリングの種類
キャスリングには2種類の動きがあります。
キャスリングの種類
- キングサイドキャスリング
- クイーンサイドキャスリング
まずはこの2つのキャスリングがどのような動きなのかをご紹介します。
キングサイドキャスリング
最も使用頻度の高いキングサイドキャスリングは、白番の場合はキングと右側のルークを入れ替える動きです。黒番の場合は、左のルークとの入れ替えになります。
キングが自軍の奥に行きやすく、守りが強くなりやすいのが特徴です。
実際に最短の手数でできるキャスリングの図を載せているでぜひ参考にして下さい。
クイーンサイドキャスリング
続いてクイーンサイドキャスリングです。
クイーンサイドキャスリングは、キングとクイーン側にあるルークと交換する動きになります。
クイーンサイドキャスリングはキングサイドよりも一手多く必要になるのが特徴です。
また、ルークが攻撃的な位置に来ることから攻撃寄りのキャスリングと言えます。
キャスリングのやり方
2種類のキャスリングを覚えた所で、キャスリングのやり方と条件をご紹介します。
キングとルークの間に駒が1つもない時
キャスリングを行う場合、キングとルークの間に駒が一つもない時に行うことができます。
キングサイドの場合は、ナイトとビショップが邪魔になるので先に動かしておかなければいけません。
クイーンサイドキャスリングの場合は、ナイトとビショップに加えてクイーンも動かしておかなければいけません。
キングとルークを一度も動かしていない時
キャスリングの条件として、キングとキャスリングを行うルークが一度も動いていない事が条件となります。
一度でも駒を動かしている場合はキャスリングができません。一度動いた後に、初期位置に戻したとしてもキャスリングは行えません。
チェスのオープニングによってキャスリングの阻害を目的としたものもあるので、なるべく序盤にキャスリングは済ませておきたいですね。
キャスリングのルートに相手の駒が利いてない時
相手のビショップやクイーンなどがキャスリングのルートに利きを持っている場合、相手の駒の利きをなくさないとキャスリングは行えません。
中盤になると自軍のポーンがなくなり、相手のビショップやクイーンも出てくるためキャスリングがし辛くなります。
やはりキャスリングは序盤に済ませておくのが安定した手になります。
キャスリングはした方が良い?
キャスリングの動きや条件は理解できたと思いますが、キャスリングはした方が良いでしょうか?
最後に、キャスリングの狙いや、キャスリングをしない方が良いタイミングをご紹介します。
キャスリングは守りと攻めの両方の効果が得られる
キャスリングはキングを守るための動きにもなり、ルークを展開しやすくなることから攻撃的な側面も持ちます。
一手で守りと攻撃の準備ができるので、キャスリングは強い手になりやすいです。
なるべく早くキャスリングを行った方がいい
キャスリングの条件にキングとルークを一度も動かさないという条件があるので、ゲームが進むにつれてキャスリングがし辛くなります。
なので、キャスリングは序盤のなるべく早い段階で行うようにしましょう。
実際にキャスリングをしていれば駒損しなかったという場面は多く、チェス初心者ほどキャスリングの優先順位は上げてください。
キャスリングをしない方が良い時
どんな時にもキャスリングの手が有効とは限りません。
相手が急戦を仕掛けている時、特にビショップとナイトを使われて自軍が攻撃されている時は、相手の駒を追い払うためにもポーンやナイト、ビショップを展開していった方が良いです。
駒の展開がある程度終わって、指す手が特にない時などにキャスリングが最善手となることが多いです。
キャスリングはキングサイドとクイーンサイドのどちらが良い?
統計的な結果によるとキングサイドの方が、キングの安全度も高く使用率が高いです。
手数も一手少ないため、駒展開に一手費やせます。
だからと言って、クイーンサイドキャスリングが弱い訳ではありません。クイーンサイドのキャスリングはキングサイドに比べて、ルークが攻撃的な位置に来るので、急戦好きにはオススメです。
敢えて、クイーンサイドキャスリングを極めて見るのも面白いです。
色々なタイミングでキャスリングしてみよう
キャスリングを覚えたら、コンピュータやオンラインで色々なタイミングで仕掛けてみましょう。
チェスに慣れてくると、キャスリングのタイミングに考えさせられるようになります。
そうなったら、あなたも中級者の証かもしれません。
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