チェスで使用する駒の動かし方を理解してから、次は何を覚えれば良いのだろうと迷っている方はいないでしょうか?
こんな情報をまとめています
- 次は何を勉強すればいいの?
- いきなりCPUや人間と対局していいの?
駒の動かし方を覚えたけど、結局のところどうプレイしていけばわからないから難しいという人も多いようです。
今回は、これからチェスをプレイしていく上で覚えておきたい3原則についてご紹介します。
3原則を理解するだけで、本格的な対局を開始できるので是非覚えておいて欲しいです。
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- 1 チェスの3原則に従って序盤は動かす
- 2 オープニングは覚えなくて良いの?
- 3 中央の支配を目指す
- 4 中央のポーンを序盤に動かすメリットは他にもある
- 5 相手ももちろん中央エリアの支配を狙う
- 6 マイナーピースを展開していく
- 7 相手の陣地にマイナーピースで攻め込む時はポーンに注意
- 8 相手陣営から見て、手前4段に要注意
- 9 キャスリングを行い守りを固める
- 10 キャスリングができる条件
- 11 キャスリングによる序盤のメリット
- 12 チェスの3原則を守ることで手堅い盤面になる
- 13 ここからはじめるチェス
- 14 チェスをこれから始める初心者から初級者向け
- 15 チェス戦略大全I 駒の活用法
- 16 中級者を目指すプレイヤーのバイブルになる本
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チェスの3原則に従って序盤は動かす
チェスの序盤には3原則と呼ばれる考え方があります。
実は、この原則に従って動かしていくだけで序盤で差をつけられることが少なくなります。
- 中央を支配を目指す
- マイナーピースを展開する
- キャスリングを行う
この3つの考えを覚えてしまえば、割と本格的な対局を楽しむことができます。
実戦はちょっと怖いという人には是非とも覚えて欲しいので、順番に解説いたします。
オープニングは覚えなくて良いの?
チェスの序盤の定跡のことをオープニングと言い、様々な名称のオープニングが確立されています。
定跡を覚えることは上達にも役立つのですが、初心者のうちは覚えることによる恩恵はそれほどありません。
その理由として、初心者同士の対局であれば定跡をすぐに外れてしまったり、指し手の意味を理解せずに定跡だけを辿っても強くならないことが挙げられます。
今回、ご紹介していく序盤の3原則は指し手の意味がわかりやすく、3原則を守っているだけで何かしらのオープニングになっていることもあります。
一石二鳥となるコツなので、オープニングを学ぶ前にこそ覚えて欲しいのです。
中央の支配を目指す
まず最初の原則として、中央エリアを支配していくことを目指していきます。
中央エリアというのは、真ん中を中心とした16マスです。
この16マスを支配するように駒を動かしていくと、良い手になりやすいです。
支配という言葉を言い換えると、相手が中央に侵入してきた時に、迎撃できる態勢のことを言います。
そして、中央エリアの支配を達成するためのシンプルな方法として、dファイルととeファイルのポーンを上げていく手があります。
ポーンは初期位置からであれば、2マス進むことができますので、一気にe4と上がり中央を支配していきます。
中央のポーンを序盤に動かすメリットは他にもある
中央エリアの支配を目指して、ポーンを上げましたが、このポーンプッシュには他の役割も併せ持っています。
ポーンを上げたことにより、マイナーピースであるビショップが中央に出られるようになりました。つまり、第二の原則である、マイナーピースの展開準備にもなっている手なのでした。
一つの手で、複数の役割を持つ手は好手とされます。
中央のポーンによるスタートが良い手とされる所以ですね。
相手ももちろん中央エリアの支配を狙う
相手もポーンやナイトを使って中央エリアを支配してくるはずです。
同じファイルのポーンをあげてきたり、キングサイド、クイーンサイドで上げられるポーンを使ってくることでしょう。
このように、中央エリアにポーンを展開していったあと、マイナーピースの展開を始めていきます。
ただし、相手が端のポーンをプッシュしたりして、中央にさらに駒を出せる状況であれば、引き続き中央エリアの支配を目指して行くと良いです。
マイナーピースを展開していく
中央エリアに進出したポーンをカバーすることを意識して、マイナーピースを展開していきます。
マイナーピースというのはビショップ、ナイトのことを言います。
メジャーピースと呼ばれる、クイーンやルークは序盤では動かすことは少なく、中盤以降に動かした方が良いと覚えておいてください。
ビショップ、ナイトを中央に向けて展開していくことで、初期位置よりも動ける範囲が広くなり、様々な攻撃、防御に使うことができます。
相手の陣地にマイナーピースで攻め込む時はポーンに注意
ビショップやナイトを使用する時は相手の陣地に攻め込みすぎてはいけないということも覚えておく必要があります。
特に序盤であれば、ポーンによる迎撃がしやすいこともあり、動かしたビショップやナイトを狙われて、2回3回と動かさないといけない状況を作らないようにしましょう。
相手陣営から見て、手前4段に要注意
相手陣地の下から4段目までが攻め込む時に注意すべき場所です。
チェスでは、段のことをランクと呼び、自軍が先手番の白であるなら、5から8ランクに攻め込む時は注意が必要ということです。
ポーンの連携を使った迎撃が可能であり、マイナーピースとポーンの交換では不利になる為、容易に攻め込んではいけません。
キャスリングを行い守りを固める
マイナーピースをある程度、展開したらキャスリングを行います。
キャスリングというのはチェス独自のルールでして、キングとルークの位置を入れ替えるような動きが可能となります。
キャスリングができる条件
キャスリングはいつでもできる訳ではありません。
初期位置からキングが動いていないことが条件で、位置を入れ替えるルークも初期位置から動いていないことが条件となります。
キャスリングによる序盤のメリット
キャスリングは3手必要な動きを1手で済ませてしまうという手です。
手数だけでもお得ですし、キングが中央から離れることで、相手の駒がキングに対して効きづらくなります。
特に初心者のうちは、両方の駒に攻撃するフォークを見逃しやすく、キングを狙われた攻撃だと、どうしてもキングを動かさざるを得なくなるため、キャスリングによって相手の駒の火の粉を被らないようにする必要があります。
チェスの3原則を守ることで手堅い盤面になる
以上、3つの原則をご紹介しました。
この3原則はチェスにおいてとても重要なことで、そう簡単には負けることのない盤面になりやすいです。
ここから中盤、終盤と駒の動きが激しくなっていきますが、相手の攻撃、守りに柔軟に攻め込むことができるようになっているはずです。
今回は序盤の3原則についてご紹介しました。次回は中盤や終盤に覚えておきたいことをまとめてご紹介したいと思います。
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