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ルイロペスの指し方・攻め方や考え方など〜チェスオープニング

今回は初級者から上級者まで幅広く人気のチェスのオープニングである、ルイロペスについてご紹介いたします。
スペイン発のオープニングとして知られるルイロペスは、知名度も抜群で多くの人がプレイしているゲームです。

ルイロペスの勝率から、展開におけるポイントについてご紹介しますので、オープニング選びで困っている初級者の方は是非ご覧ください。

ルイロペスとはどんなオープニングなのか?

ルイロペスとはどんなオープニングなのか?
最高レベルでプレイされるルイロペスにはたくさんの特徴があります。
万能ではある一方で黒側の対策も多く、複雑なゲームになりやすいです。
それでも、初級者におすすめされるオープニングです。

ルイロペスの特徴

ここからは、ルイロペスの具体的な特徴についてご紹介いたします。勝率からゲーム展開がどのようになっていくかなどをご紹介するので、自分のプレイスタイルに最適かどうか判断してみてください。

まずは、こちらの1局を見て、ルイロペスの流れをなんとなく把握しましょう。

ルイロペスの勝率は38% 引き分けが37%

勝率は高めで、引き分けの確立も高く、負けの確立は25%と低めのレートを誇ります。初級者のうちは、引き分けはは起こりにくいので勝ち負けだけで見れば優秀なオープニングと判断できます。

複雑なゲーム展開になりやすい

初級者におすすめされるルイロペスの特徴として、複雑なゲーム展開になりやすいことが挙げられます。
序盤から黒への圧力が強く、敵の不意をつくような優れた場面に出くわすことも多いです。
その一方で、黒側にも様々な対策やバリエーションが準備されており、相手によって毎回異なるゲーム展開になりやすいです。

まだまだ可能性が広く、学ぶことでどんどん強くなる

ルイロペスの定跡のなかでは、30手まで開発進んでいる手順もあります。
研究においても圧倒的に他のオープニングとの差があるのです。
しかし、チェスのトッププレイヤーはみな口を揃えて言います。

「ルイロペスにはまだまだ可能性があり、500年研究されてきた今でも広がりを見せ続ける。」

学ぶことでどんどん強くなるオープニングとして、初級者だけではなく上級者からも一目置かれています。

一方で、ルイロペスを苦手とする人も多い。

これほどの高評価をされながらも、ルイロペスを苦手とする人も多いのが事実です。
というのも、多くの研究が施されているので覚えないといけないことが多いですし、さらに最前線は走り続けている状況です。

可能性を秘めている分、ルイロペスをある程度使いこなすためには何度もルイロペスをプレイしないといけません。指しこなすには、それなりの覚悟が必要です。

ルイロペスの定跡や展開のポイント

ルイロペスの定跡や展開のポイント

ここからは、ルイロペスをプレイしたのポイントや、初級者が手順内で疑問に思いそうな箇所をご紹介いたします。

ビショップの役割とは

ルイロペスの印象的な手は、ビショップをb5とする手順です。
しかし、このビショップの動きはどういった役目を持っているのか疑問に思ったことはないでしょうか?

ナイトをとってもポーンで取り返される。
駒展開を進めれば、a6とポーンを動かされてビショップを動かす必要がある。さらにBa4と逃がせば、b5と相手のポーン展開を助長しているようにも感じます。

ビショップの役割は、e5を保護しているナイトへの脅迫が大きな仕事となります。
つまり、ビショップの動きというのはセンター支配への手助けとなるため指されます。

ビショップ展開後の主な流れ

初級者帯で多いのは、a6とあなたのビショップの攻撃をされた時に、ナイトをテイクする動きです。もちろん、ビショップはその次に取られるので、ナイトとビショップの交換となります。
そして、相手にはダブルポーンが作られているという展開になります。ただし、この時点でダブルポーンの状態が悪いとは言えません。
展開によって、ダブルポーンが弱点になることもあれば、強みとしていかされることもあります。

白番としては、センターを守りつつ、キングサイド(右側)から攻めていくと上手くいきやすいです。逆に黒番は、盤面全体で領域を広げていき、ダブルビショップであることを活かしていきます。

最終的にb3とビショップが押し返されるような展開も多く見られます。
こちらのメリットもキングサイドへの攻撃が通っているので、センターポーンがなくなってきた段階で驚異となります。
相手のポーン展開を自然に許してしまっていることは疑問に感じることでしょう。
しかし、白番はこれらの領域になるべく足を踏み入れないため、手数以上に役に立たないことが多いです。もちろん、黒番はこのポーン展開を無駄にしない戦いが勝利へのコツです。

ルイロペスの防御手段も豊富

ルイロペスにはベルリンディフェンスやモーフィーディフェンスなど多くのディフェンスがあり、黒番側の研究も多くされているオープニングです。
先手番も後手番も何度もプレイして学んでいくしかありません。

本はルイロペスを覚えるのに上達の近道です

多くのプレイヤーが使用するオープニングなので、自分が使わなくとも、相手番で何度も見かけることになると思います。
使いこなすのは大変かも知れませんが、是非多くのGMのプレイを参考にしてみてください。

チェスが上達するおすすめの本

1位
The Ruy Lopez:Move by Move(英語版)

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1087円(税込)

英語版だがルイロペスを覚えるのに絶対おすすめな一冊

英語なので翻訳や翻訳機能を使う必要はありますが、ルイロペスの様々なアイデアが集約されている一冊です。320ページの大ボリュームから様々な攻撃や守りを身につけることができます。
発売日 2011/08/24
ページ数 320ページ
著者 ニール・マクドナルド

2位
チェス戦略大全I 駒の活用法

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2420円(税込)

中級者を目指すプレイヤーのバイブルになる本

こちらの本は初心者ではなく中級者を目指す人向けです。様々な戦術、オープニングの意図などを丁寧に解説してくれており、これまで感覚で指していたチェス思考を変えてくれる一冊です。初級者からどう上達すれば良いのかわからないという人は是非手に取って見てください。
発売日 2009年10月30日
ページ数 285ページ
著者 ルディック・パッハマン

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