チェス初心者が対局中に気を付けておきたいポイントとして、一部の盤面や駒にだけフォーカスを当ててしまっていることがあります。
盤面を広く見るとはどういうことなのか?
今回は、初心者でも全体を見渡して悪手を指さないようになるコツをご紹介いたします。
こんな情報をまとめています
- 初心者が盤面を広く見るためには?
- 上達するための効率の良い勉強とは?
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盤面全体を見ることで悪手を防ぐ
初心者のうちは、悪手を指してから間違いに気付くことが多いと思います。
上手く攻撃しているつもりが、相手陣地に潜んでいたビショップの先だったとか、相手のポーンを取れたけど、よくよく見返すとクイーンが取れる状況だったなどのミスがあります。
これらは、盤面を広く見るというスキルを身につけることで解決することができます。
盤面を広く見ることができれば、明らかな悪手を減らすことができ、チェスの勝率アップにも繋がります。
どうして初心者のうちは盤面を広く見れないのか?
チェスや将棋、囲碁もそうですが盤面を広く見ろというのはどのボードゲームでも言われている鉄則です。
しかし、初心者のうちはどうしても戦いが起きている駒に注目しがちなのです。
例えば、ビショップを展開したとします。
最初はどうしても、展開してきたビショップに関連する駒に注目しがちで、ビショップと近辺に視線が寄ってしまいます。
自分が動かそうとする先、相手が動かした駒や周辺に注目してしまうため、盤面全体が見れなくなってしまっているのです。
チェスで盤面を広く見るための2つの方法
1.タクティクスを解く
タクティクスはチェスの棋力を高める上でも、非常に効率の良い方法と言えます。
また、ある程度の難しい問題になれば、盤面全体を見渡す必要があるので、盤面を広く見れる力を養うことが出来ます。
基本的な練習方法としては、問題をとにかく解くということをやってみるのが一番です。
簡単なものを何回もこなすよりは、難しいと感じるレベルのものにじっくりと考えながら取り組む方が良いです。
とは言え、数をこなす必要もあるため、1問あたり5分以内を目安に解くと学習の効率としても良いです。
ただし、タクティクスをひたすら解ければ良いかという訳でもないんです。
タクティクスは、必ず正解があるとわかっているからこそ、様々な駒や盤面の状況を見ようとします。
実践では、いつタクティクスができる状況になるかわからないので、タクティクスだけを解いても、上手く実践に活かせないことが多いのが欠点です。
そこで、チェスの盤面を広く見るための2つ目の方法も登場です。
2.実践を何度も経験する
やはり、経験を得るためには実戦に勝るものはありません。
実際の対局を通してこそ、盤面を広く見るという感覚が身に付きます。
負けるのが嫌だから、悪手を指さないようになりたいと思うのは当然のことですが、一番勉強になるのは負けた対局です。
負けた対局にこそ、あなたの弱点がありますし、タクティクスを見逃した一瞬があるはずです。
ですから、タクティクスをひたすら解くだけではなく、どういった盤面や展開でタクティクスが現れるのかという感覚を身につけなければいけないのです。
勝った対局は、上手くタクティクスを見つけられたか、相手がポカをしたかだと思うので、練習としてはそれほど価値があるものではありません。
負けてしまった対局を何度も見直して、あなたが逃したチャンスを次からは見つけられるようにしましょう。
タクティクスと実戦はどちらの方が効率が良い?
チェスにおいてタクティクスも実戦のどちらも大事です。しかし、どちらの方が盤面を広く見る練習になるのかと言われた場合、こう解答します。
あなたはタクティクスの回答に誤った時と、対局で負けた時、どちらの方が悔しいと感じますか?
タクティクスで間違えて、ヒントを見た時に、え?こんな手から始まるのと悔しいと思いをするとき。
実戦で五分五分の戦いで進んでたのに、終盤に入って押し返されてしまって悔しいと感じたとき。
もしも、対局で負けたときの方が悔しい!と思う人は、実戦の方が効率が良いタイプです。
自分自身で間違いを発見し、次に活かせる力が高いので、対局の振り返りをしっかりするという前提で、実戦の方が身に付きます。
逆に、実戦で負けてもそれほど悔しいと思わない方は、自分自身を冷静に見れるタイプなので、タクティクスで多くの問題をこなしていった方が、成長も早いです。
私が話してきた多くのチェスプレイヤーは、たいてい負けるのは悔しいという方でした。
しかし、負けるのが嫌だから、自分が良いと思えるレベルに到達するまで、対局をしたくないという人も多かったんです。
負ける対局にこそ、上達の秘密が隠されていますので、恐れずにドンドン対局して欲しいなと思います。
Chess.comであれば、同レベルの人といつでも対局できるので、上達には持って来いですよ。
どちらかに偏った練習方法ではなく、バランスよく取り込んでみてください。
それでは、良いチェスライフを。
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