将棋の八大タイトルには序列があることをご存知でしょうか?
同じ将棋のタイトルでも優先度が違い、棋士がタイトル名で呼ばれる際にも違いがあります。
今回は、タイトルの序列についてわかりやすく解説します。
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将棋 タイトルの序列
将棋タイトルには序列があり、序列はタイトル戦の金額の高さで決まります。
優勝賞金、各クラスの対局料などを合わせた金額なので正確な数字が出ていないタイトルもあります。
それでは、将棋の八大タイトルの序列をまとめてみましたのでご覧ください。また、金額に関しては不明確なものもあり確実な金額ではありません。
序列 | タイトル | 金額 |
---|---|---|
1 | 竜王 | 勝者賞金:4,400万円 敗者賞金:1620万円 挑戦者決定戦対局料:各450万円 +その他 |
2 | 名人 | 勝者賞金1200万円、敗者賞金300万円 名人対局料1050万円、挑戦者対局料400万円 +その他 |
3 | 王位 | 約4,000万円 |
4 | 叡王 | 約3,700万円 |
5 | 王座 | 約3,500万円 |
6 | 棋王 | 約2,500万円 |
7 | 王将 | 約1,000万円 |
8 | 棋聖 | 約700万円 |
1番、序列の高いタイトルは竜王
将棋のタイトルで最も序列が高いのは竜王になります。
竜王は優勝賞金も公開されており、4,400万円という最高額が用意されています。
もちろん、その他の金額も高額とされているので、竜王が一番、序列が高い事になります。
2番目に序列の高いタイトルは名人
竜王の次に序列の高いタイトルは名人となります。
名人戦は順位戦とも呼ばれ、棋士の最高峰のタイトルの1つでもあります。
ちなみに、契約金額が変われば序列の変動も起こります。
タイトルを複数取得している時は序列優先
タイトルを獲得している場合、例えば名人である渡辺明なら、渡辺明 名人と呼ばれます。
また、2冠以上獲得している場合は序列の高いタイトル名が優先されます。
そのため藤井聡太は現在、最も序列の高い竜王を獲得しているので、藤井聡太 竜王と呼ばれます。
ただし、タイトル戦に限っては、開催されているタイトルの名称で呼ばれます。
藤井聡太 竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖)が棋聖戦に出る場合は、藤井聡太 棋聖と呼ばれます。
タイトルの序列を理解して将棋をもっと楽しもう
今回は、将棋のタイトルの序列についてご紹介しました。
タイトル戦は将棋で最も盛り上がるイベントです。
各タイトル戦の歴史や理解が深まると、よりタイトル戦が楽しめるようになりますよ。