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将棋のタイトルはいくつ?各タイトル戦の内容と開催時期を解説

今回は、将棋界に存在するタイトルの数や現在のタイトル所持者について解説していきます。

  • タイトル戦をこれから楽しみたい方
  • 現在、開催されてるタイトル戦を知りたい方

是非、観る将の方は参考にしてみて下さい。

将棋のタイトル一覧

将棋のタイトルは現在8つあります。

将棋のタイトル名

  • 名人
  • 棋聖
  • 王座
  • 王将
  • 叡王
  • 王位
  • 竜王
  • 棋王

これらは将棋の八大タイトルと呼ばれ、毎年予選から決勝トーナメント、タイトル戦が行われています。

現在のタイトル所持者

タイトル所持者になると、名前の後にタイトルをつけて呼ばれるようになります。
例えば、藤井聡太竜王、渡辺明名人です。

それでは、現在の各タイトル所持者の一覧を見てみましょう。

タイトル名 所持者
名人 渡辺明
棋聖 藤井聡太
王座 永瀬拓矢
王将 藤井聡太
叡王 藤井聡太
王位 藤井聡太
竜王 藤井聡太
棋王 藤井聡太

2023年4月27日現在

ポーンちゃん
ポーンちゃん
現在、藤井聡太が6冠を手にしています。

各タイトルの詳細と賞金

ここからは、各タイトル戦の歴史や詳細についてご紹介します。賞金もわかるものは記載しているので、プロ棋士達がどれくらい稼いでいるのかの参考にもなります。

名人戦

名人戦は限られた上位のプロ棋士でないと名人に挑戦できない、名誉あるタイトルです。
将棋のプロには段位とは別に5つの階級があります。

順位戦の階級

  • A級
  • B級1組
  • B級2組
  • C級1組
  • C級2組

この中の、A級のプロ棋士10名による総当たり戦となり、優勝したものが名人との七番勝負を行います。つまり、名人戦に参加できる資格を持つにはA級でなければいけないのです。順位戦とも言われる名人戦は、トップ同士の熱く長い対局が繰り広げられます。

タイトルの名人戦は、例年で4月から7月にかけて行われます。


年度 所持者
2022年 渡辺明
2021年 渡辺明
2020年 渡辺明
2019年 豊島将之
2018年 佐藤天彦
2017年 佐藤天彦
2016年 佐藤天彦
2015年 羽生善治
2014年 羽生善治
2013年 森内俊之

棋聖戦

産業経済新聞社が掲載している棋聖戦。
全ての棋士と女流棋士が2名で、一次予選、二次予選、決勝トーナメントを行い、棋聖との5番勝負に臨みます。

棋聖戦は4時間で行われ、先に3勝した方がその年の棋聖となります。

棋聖のタイトル戦は、例年6月から7月に行われます。


年度 所持者
2022年 藤井聡太
2021年 藤井聡太
2020年 藤井聡太
2019年 渡辺明
2018年 豊島将之
2017年 羽生善治
2016年 羽生善治
2015年 羽生善治
2014年 羽生善治
2013年 羽生善治

王座戦

王座戦のタイトル戦は、例年9月から10月に行われます。
参加対象は、全棋士に加えて女流棋士4名となります。
一次予選、二次予選を行い、16名の決勝トーナメントで構成されてます。


年度 所持者
2022年 永瀬拓矢
2021年 永瀬拓矢
2020年 永瀬拓矢
2019年 永瀬拓矢
2018年 斎藤慎太郎
2017年 中村大地
2016年 羽生善治
2015年 羽生善治
2014年 羽生善治
2013年 羽生善治

王将戦

王将のタイトル戦は、例年1月から3月に行われます。
直近だと、藤井聡太王将と羽生善治9段のタイトル戦が行われたばかりです。

全棋士で行われ、一次予選、二次予選、決勝リーグで構成されてます。


年度 所持者
2022年 藤井聡太
2021年 藤井聡太
2020年 渡辺明
2019年 渡辺明
2018年 渡辺明
2017年 久保利明
2016年 久保利明
2015年 郷田真隆
2014年 郷田真隆
2013年 郷田真隆

叡王戦

叡王戦は他のタイトルと比べ、歴史の浅いタイトル戦となります。2015年から開始されたばかりなので名誉称号を持つ棋士がいないのも特徴です。

面白い制度もあり、250万円を支払って見届け人として対局に立ち会う事ができます。記念撮影や棋士による解説などを行なってもらえるファンには嬉しい制度です。倍率も高く、応募してもなかなか当選できないほどです。
また、現在の叡王が藤井聡太のため、倍率はさらに上がっています。


年度 所持者
2022年 藤井聡太
2021年 藤井聡太
2020年 豊島将之
2019年 永瀬拓矢
2018年 高見泰地

王位戦

王位のタイトル戦は、例年7月から9月にかけて行われます。
王座と挑戦者で七番勝負を行い、次期の王位を決めます。
現在の協賛が伊藤園のため、正式名称はお〜いお茶杯王位戦となっています。

王位戦は全棋士が参加し、予選、12名による決勝紅白リーグ、挑戦者決定戦という構成になってます。


年度 所持者
2022年 藤井聡太
2021年 藤井聡太
2020年 藤井聡太
2019年 木村一基
2018年 豊島将之
2017年 菅井竜也
2016年 羽生善治
2015年 羽生善治
2014年 羽生善治
2013年 羽生善治

竜王戦

竜王戦は優勝賞金4400万円で以下の者達で行われるタイトルです。

竜王選 参加資格

  • 全棋士
  • 女流棋士4名
  • 奨励会員1名
  • アマチュア4名

参加者が多く、アマチュアにも出場権がある将棋界の中で最も盛り上がるタイトル戦です。


年度 所持者
2022年 藤井聡太
2021年 藤井聡太
2020年 豊島将之
2019年 豊島将之
2018年 広瀬章人
2017年 羽生善治
2016年 渡辺明
2015年 渡辺明
2014年 糸谷哲郎
2013年 森内俊之

棋王戦

棋王は、例年2月から3月に行われるタイトル戦です。
全棋士に加え、女流棋士、アマ名人によって行われ、挑戦権を得た棋士と棋王で五番勝負が行われます。

敗者復活戦が用意されており、応援してる棋士が勝ち上ることも十分にある最後まで楽しめるタイトル戦です。


年度 所持者
2022年 藤井聡太
2021年 渡辺明
2020年 渡辺明
2019年 渡辺明
2018年 渡辺明
2017年 渡辺明
2016年 渡辺明
2015年 渡辺明
2014年 渡辺明
2013年 渡辺明

毎年盛り上がるタイトル戦を観戦しよう

将棋ファンなら最も盛り上がるタイトル戦の数々。
Abemaでも見ることができるので、是非タイトル戦はもちろんのこと、決勝トーナメントや予選をお楽しみください。

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