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チェス 上達方法

ビショップの動かし方解説~チェスのビショップの使い方と動きについて

今回はチェスの駒、ビショップについて解説します。

ビショップの基本的な動かし方から、ビショップを使った攻めの戦術などをご紹介できればと思います。

ビショップはチェスの駒

ビショップはチェスの駒

ビショップはチェスの駒の一種で、お互いに2つずつ持ってゲームを行います。
ビショップは斜めにどこまでも動く事ができ、序盤から終盤まで活躍しやすい駒です。
今回は、ビショップの動かし方から、使いこなすコツなどをご紹介します。

ビショップの評価点は3.25点

ビショップの評価点は3.25点

ビショップは一般的にはナイトと同じ3点として扱われますが、チェスのプロであるGMなどからは3.25点と言われています。
ナイトよりも若干価値が高いので、ナイトと交換する時は慎重になった方が良いです。

ビショップの動かし方

ビショップの動かし方

ビショップの動きは斜め4方向にどこまでも進む事ができます。
将棋でいうと角の動きになります。

どこまでも移動する事ができるので、攻撃用の駒として活躍させることもできますし、守りの駒としても大活躍です。

白マスビショップと黒マスビショップ

白マスビショップと黒マスビショップ

ビショップは互いに2つずつ持っています。また、注目すべきはビショップが置かれているマスです。

ビショップは白マスと黒マスに1個ずつ配置され、それぞれを白マスビショップ、黒マスビショップと呼びます。
そして、意外なことに白マスビショップは白マスしか動く事ができず、黒マスビショップは黒マスしか動く事ができません。

ビショップは動ける範囲が広い反面、移動できないマスも多く存在します。
残っているビショップの色を気にしながら駒配置を行う事がチェスの中でも重要です。

例えば、相手に白マスビショップしかないなら、極力、白マスに駒を置かない方が良いです。
そうすると相手のビショップは活躍できず、十分に力を発揮できません。

グッドビショップとバッドビショップ

グッドビショップとバッドビショップ

ビショップは、グッドビショップとバッドビショップと呼ばれる事があります。
これは、チェスの盤面や局面にて他の駒の位置によって、ビショップが活躍できるかできないかの違いです。

グッドビショップは自由に動かせる事ができ、攻めにも守りにも活用できます。

 

移動先のないバッドビショップ

反対にバッドビショップは活動範囲が狭く、移動先が他の駒によって制限されている状態のビショップです。

局面が進めばビショップへの評価も変わりますが、バッドビショップは他の駒と交換を狙い、グッドビショップは保持しておいた方が良いです。
詳しくは次の項目、ビショップの使い方で解説します。

ビショップの使い方

ここではビショップを有効活用する様々な方法をご紹介します。
チェスの実戦で使えるものばかりなので、是非意識してビショップを使いこなしてみてください。

ビショップでピンする

ビショップでピンする

ビショップの強力な攻撃方法の一つがピンです。
ピンは相手の駒を一直線上に捉えて、価値の低い駒を動けないようにする攻撃です。

 

ビショップを使ったナイトのピン

よくある展開としてはキングを狙ってナイトをピンする攻撃です。ナイトが動くとチェックメイトとなるのでナイトは動く事ができません。
相手の駒展開を遅らせる強力な攻めです。

フィアンケット

フィアンケット

フィアンケットは2列目、7列目のポーンを動かしてビショップを配置する動きです。
他の駒に取られにくい位置にビショップを置きつつ、盤面全体にビショップの攻撃範囲を伸ばします。

フィアンケットは中盤戦を意識したビショップの手なので、フィアンケット自体は強い手ですが、初心者に使いこなすのは少し難しい手です。

ビショップ1つではチェックメイトができない

ビショップはルークやクイーンと違って、ビショップ1つではキングと協力しても、相手をチェックメイトできません。
エンドゲームの時はポーンよりも価値が低くなることもあるので、どの駒を残せば勝てるのかを考えてビショップを使いましょう。

残すビショップを意識して使いこなそう

2つ持っているビショップも実は特徴が違う事がわかったと思います。
チェスのビショップを扱う時はどちらのビショップを残した方が良いのか、そして相手のビショップはどちらの方が活躍しそうかを考えて見てください。

そうすると、これまで見ていたビショップへの評価も変わりますし、安定して駒を進める事ができます。

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