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将棋の定跡とは?定跡の意味や手筋を理解できる初心者向けの解説

皆さんは、定跡という言葉を聞いたことはありますか?
定跡は、将棋を学ぶ上で欠かせないものです。
覚えることで、将棋で一気に強くなることが出来るものです。

今回は、わかりやすく定跡の意味や将棋初心者が覚えておいた方が良いものをご紹介いたします。

将棋における定跡とは

将棋における定跡とは?

将棋の定跡とは、既に最善手とされた将棋の指し方になります。
これまでに多くのプロ・アマチュア棋士が盤面事に模索し続けた結果、これが最も形勢を互角にできる、もしくは状況を良くする駒の動きを定跡と呼びます。
基本的に、先手番・後手番どちらか一方の指し手順をあらわすものではなく、お互いの手順を持って定跡とします。
駒は動きますが、形勢に影響が出ない指し方が定跡であることが多いです。

定跡を覚えることで最善手を指せるようになる

定跡を覚えることでよりよい一手が指せる

将棋というのは、ある局面において最善手とされる動きがほとんどです。
攻防を睨んだ一手が多く、相手が上手く対処できなかった場合、リードを握ることもできます。
つまり、定跡を覚えれば覚えるほど、様々な局面でリードを掴みやすくなると言えます。

定跡内には様々な手筋が活用されており、定跡を覚えることで攻めや守りのテクニックも身につけることができます。
こういった面からも、初心者が将棋の定跡を学ぶ大切さがわかりますよね。

定跡を覚えていないと一方的に攻め込まれる

いろは
いろは
定跡を知らないと一方的に攻め込まれることもあります。

逆に定跡を知らなかったらどうなるのでしょうか?
相手の仕掛けに対応できずに、攻め込む拠点を作られてしまったり、相手にリードを許してしまう形になります。
将棋は知恵と知識の勝負と言われますが、知識に値するのが定跡ということになります。
将棋で強い相手に勝てない場合は、大抵、知識の部分で劣っていることが多いとも言われます。

定跡の落とし穴!どうして初心者は定跡だけでは強くなれない?

定跡だけで強くなれないって本当?

定跡の大切さがなんとなく分かってきたと思いますが、初心者にありがちな落とし穴があります。
定跡を学ぶことで、いかにも強くなれるように感じますが、将棋初心者のうちは手順を学ぶほど、弱くなるとも言われているんです。
最善とされる手を指すのに、どうして弱くなってしまうのでしょうか?

その理由は、定跡の理解と、外れた時に起こりうる問題が原因です。

定跡で初心者が弱くなる例① 手筋を理解できていない

手順を覚えることは、とても有用な勉強方法ですし、たくさん覚えた方が良いです。
しかし、定跡の中の動きの意味を理解していなければ、本当の意味で効果を発揮できません。
初心者のうちは、形や流れだけを覚えがちで、その手筋にどういった意味があるのかがわからないことが多いです。

定跡を学ぶのであれば、流れだけでなく、どうしてその1手が必要なのかも学ぶ必要があります。
最近の定跡本には丁寧に、駒の動きの意味もまとめられているので、なるべく最新の本を購入することをオススメします。

定跡で初心者が弱くなる例② 定跡から外れた時に脆さが出る

定跡はある特定の局面において使えるものが多いのですが、駒組が若干違ったり、少しでも定跡を外れた動きをされると、初心者のうちはどう対処したら良いのかわからなくなります。
その結果、無理攻めである手筋をすんなり通してしまい、形勢は一気に悪くなります。
定跡ばかりに頼ってしまわず、自分が目標とする動きを持って指すことが必要です。

勉強で理解を深めることも大事ですが、何度も実戦で試して覚えることが最も効果的です。

定跡で初心者が弱くなる例③ 覚える量が多すぎる

手順や変化のパターンなど、定跡を一つ覚えるだけでも一苦労です。
そもそもの量が多いので、初心者のうちから定跡ばかり勉強していると、他の方と比べて成長が遅くなるとも言えます。
もちろん、最終的には役に立つのですが、定跡が本当の意味で役立ってくるのは、中級者以降です。
手筋や詰将棋、実戦から感想戦の方が、将棋初心者が大幅に成長することができます。

日々、将棋の定跡は変化している

様々な定跡が確立されている中、これまでの手筋が見直されているものもあります。
それは、AIソフトの発達により、これまで思いつきもしなかった手や、悪手とされていた手が良い結果になると判明してきたからです。

これから新しい定跡が生まれる中で、古い定跡にも新たな変化が出てきています。
1本頼みで覚えてしまうと、変化に対処できないという可能性もありそうなので、のびのびと指せるようになるのが将棋上達のコツですね。

実戦で役立つ将棋の定跡例

今回は、覚えておいて損のない基本的な定跡をご紹介いたします。
全てを丸暗記しても仕方がないと説明はしたものの、最低限となる部分は覚えておいて損はないので、是非ご参考ください。

将棋の基本定跡① 飛車、角先の歩を進める

飛車、角道を開ける

将棋の第一手の定跡として存在するのが、飛車もしくは角先の歩を進めることです。
飛車も角も、他の駒と違い大きく動くことのできる強力な駒です。
大駒を自由に動かせるようにする方が、形成として有利ということからできた定跡です。

飛車先の歩を進める

いろは
いろは
振り飛車の場合は、飛車を振った先の歩を動かします。

飛車先に関しては、居飛車なのか振り飛車なのかでも変わってくるので、自分の戦法を確率しておく必要があります。
居飛車と振り飛車ってなに?という方はこちらのコラムでご紹介しています。

矢倉の組み方
居飛車と振り飛車を選ぶとしたらどちらが良いのか、初心者目線で考えた戦法の決め方をご紹介します。

 

角道を開ける

そして、角先というのは角の上ではなく、7六歩という手になります。
これが角道を開けるという手になり、常に相手の陣地を睨むような形となります。

将棋の基本定跡② 相手の飛車先の歩が5段目に来た時

相手が8五歩を突いて来たら

いろは
いろは
相手が飛車先である歩を進めて、8五歩と攻めて来ました。

相手も当然のように、飛車や角が動きやすくなるように歩を進めて来ます。
そこで、相手の飛車先の歩が5段目に到達しました。
このまま何もせず、相手の歩をほったらかしにしてしまうとどうなるでしょうか?

8六歩の突き捨て

いろは
いろは
歩で取れば問題なし!と思いきや…

相手は歩を突き捨てます。もちろん、これは歩で取り返します。
しかし、ここで相手の飛車が攻め込んで来ます。

飛車による歩の交換

こうなってしまうと先手不利になってしまうので、飛車に対して簡単に攻めを許さない定跡が7七角や、7八金です。

角を上にあげる

いろは
いろは
角や金をあげることで、相手が攻めて来ても取り返すことができます。

定跡は大切だが、全てを覚える必要はない

やはり全ての定跡を覚えるということは、現実的に考えると難しいです。
何事もバランスが大切なので、必要なときに学ぶというやり方でも良いと思います。
また、手順を覚えなくとも、こんな局面で使える定跡があるというのを知っておくだけでも最初のうちは大丈夫ですよ。

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