今回は将棋における引き分けルール、持将棋について解説します。
チェスに引き分けがあるように、実は将棋にも引き分けがあります。
それでは、どういった条件で持将棋が起きるのか、過去の対局であった持将棋についてご紹介します。
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持将棋とは?
持将棋はどちらかの玉が入玉していて、お互いに詰むことがない場合に起きます。
持将棋が勝手に起こる事はなく、お互いが合意する事で引き分けが成立します。
ただし、持将棋を持ちかけるためには条件があります。
持将棋の条件
持将棋の条件は主に以下のようなものがあります。
持将棋の条件
- どちらかの玉が入玉している
- 大駒5点、小駒1点として24点以上をお互いが持ってる
- 持将棋にお互いが合意している
大駒と小駒の数え方
将棋には大駒と小駒の2種類あり、飛車や角を大駒とし、それ以外の駒を小駒とします。
大駒「5点」 | 飛車、角 |
---|---|
小駒「1点」 | 金、銀、桂馬、香車、歩 |
「0点」 | 王、玉 |
500手を過ぎた場合に持将棋となる
暫定施行として、500手を過ぎると持将棋になるルールがあります。
しかし、このルールが実行されたことは未だにありません。
ちなみに、最長でも430手の対局しかありません。
入玉宣言法
2013年からは入玉宣言法が採用されました。
この制度によって持将棋になることは減りました。
入玉宣言法は宣言したほうが一定の条件を満たしている場合に勝敗をつけるルールです。
入玉宣言法は複雑なルールになるので、また別のページにて解説します。
持将棋は実際に起こるのか
持将棋は実際にプロの対局でも起こります。
これは、実際に持将棋となった対局図です。
持将棋になるということは、これほどの接戦になって起きるものなので対局では滅多に起こり得ないのです。
もしも対局で持将棋が起きたら、それはとても珍しい状況に出くわせたということですね。
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