今回は将棋の駒の一つ、香車の動かし方についてご紹介します。
また、香車を使った手筋の解説や、成香の動きも紹介しているので将棋初心者の方から中級者まで参考にしてみて下さい。
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香車は前にどこまでも進むことができる駒です。
ただし、最初に配置されている位置は盤面の端なので、初期位置では香車の強みを十分に活かしきれません。
香車の移動範囲が活かせるのは、持ち駒となった時です。
上手く相手の香車を取って、攻め駒として活用してみましょう。
香車は相手の1段目には置けない
香車を持ち駒にしたら注意点が一つあります。
香車は後ろに下がる事ができないので、相手の1段目には打つことが出来ません。
前にしか進めない香車は、歩と同じように2段目以降にしか打てません。
成香の動かし方
香車が成ると成香となり、金と同じ動きができるようになります。
これまで真っすぐにしか進めなかった香車も、成ってしまえば小回りの利く駒に変わります。
もちろん、香車は成らない方が良い時もあるので、戦況を見て成るか不成かを決めましょう。
香車を使った6つの手筋
ここからは、香車を使っての攻めの手筋をご紹介します。
香車は一方向にしか動けませんが、攻めっけのある手筋が満載です。
それぞれの手筋を覚え、実戦でも活用してみて下さい。
田楽刺し
香車をを使い、相手の駒2枚を攻撃するような手です。香車の中でも基本となる手筋です。
角や桂馬の前に香車を打てば、相手は取り返すことができないためさらに強力です。
2枚並べる2段ロケット
香車や飛車と組み合わせて2連続で一直線に攻撃する手筋が2段ロケットです。
破壊力は抜群で、相手の囲いや飛車を成る事ができる強い手筋です。
こちらも田楽刺し同様に頻繁に使う香車の手筋です。
底香
底香は底歩と同じように、金底などに香車を打つ防御の手筋です。
歩と違って、香車は同じ筋に2枚でも3枚でも置けるというメリットがあります。
金や銀は攻め駒として活用したいので、香車を守り駒としても活用してみましょう。
底歩に香
続いて紹介する手筋は底歩に香です。
底繋がりですが、底歩に対して香車を打つのが有効な手筋です。
香車は歩で守られる状況を最も避けたいところですが、底歩の場合は二歩により香車の前に歩を打たれる事はありません。
相手が底歩を打ってきたら、香車で崩してみましょう。
もちろん、自分が底歩を指す時には、相手が香車を持っていないか確認しておきましょう。
歩の裏に香
香車は前にしか進めない以上、歩一枚で捌かれてしまいます。
しかし、歩の裏に香車を打つ事ができれば、相手は二歩により香車の前には歩を打つ事ができません。
香車を使うときは相手の歩の位置を確認するようにしましょう。
穴熊囲い崩しの香桂
香車と桂馬を使って穴熊囲いを崩すとこができます。
香車と桂馬の手筋を使う事で強力な端攻めを行う事ができ、穴熊囲いを崩すことができます。
駒の連携が勉強になり、様々な場面で使えるので是非覚えてみてください。
香車を活用して将棋で勝てるようになろう
香車は駒の価値は低いですが、使いかた次第で相手の囲いを崩したり、駒得を狙える優秀な駒です。
進み方を覚えたら、実戦でも積極的に使ってみましょう。
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