今回は居飛車の戦法の一つ、いちご囲いの手順と囲いの狙いについて解説していきます。
急戦を狙ういちご囲いを覚えて急戦を仕掛けたり、受けられるようになりましょう。
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いちご囲いとは
いちご囲いは居飛車側が対居飛車戦において使用することの多い戦法になります。
相掛かりなどでも指されることがおおいのですが、いちご囲いが完成というよりは一先ず簡単に玉を守るという狙いがあります。
それではいちご囲いの特徴についてさらに詳しく見ていきましょう。
いちご囲いの手順や組み方は後半にご紹介します。
将棋ウォーズのいちご囲いのエフェクト
将棋ウォーズでもいちご囲いを組むと、エフェクトが表示されます。
いちごという可愛い名前にあやかり、こちらも可愛い女の子が表示されるエフェクトに仕上がっています。
いちご囲いの由来
いちご囲いの由来は、組んだ時の形がいちごに似ているからという理由でつけられました。
決して1五地点に何か要となる駒を置くわけではありません。
7九銀が6九にあれば確かにいちごのようにも見えなくありませんがね。
急戦で使われる僅か3手の囲い
いちご囲いの特徴はなんと言っても、3手で組める手数の短さです。
急戦で使われる囲いということで守りは最低限になっています。
つまり、囲いとしての防御力はかなり低く急戦に失敗して相手に捌かれると一気に不利を背負わされます。
対居飛車で使われる囲い
いちご囲いは対居飛車で使われる囲いであり、振り飛車相手には使われません。
やはり弱点は下段と横からの攻めになります。
振り飛車に4筋を突破されれば寄せまで一気に持っていかれそうです。
いちご囲いの手順、組み方
- 7六歩
- 7八金
- 6八玉
- 5八金
それでは、いちご囲いの手順を追いながら組み方を解説していきます。
金と玉をそれぞれ左斜め上に移動させる
いちご囲いでは、最初に角道を開けておきます。
角道を開けたら、金と玉を右斜め上に運び、いちご囲いを完成させます。
これでいちご囲いの完成となります。
後は攻めに集中、もしくは戦況次第で別の囲いに組み替えていきましょう。
いちご囲いの狙い
最後にいちご囲いの狙いについて解説していきます。
どのような人に向いている囲いなのかもぜひ覚えてみてください。
最低限の囲いで急戦を狙う
いちご囲いの狙いは最低限の手数で守りを作り、攻撃に集中するという戦法です。
攻める将棋が好きな人に向いていますし、相手が早々に仕掛けてきた時なんかに使える囲いになります。
下段がスカスカになりやすい
下段に対しての守りが弱く6九地点は玉でしか取り返すことができません。
横から攻めを狙ってくるような振り飛車に対しては不利な戦法なので、好き勝手に組める囲いではないことは念頭に置いておきましょう。
飛車を交換すると痛い反撃がある
いちご囲いは居飛車相手であっても油断は禁物です。
特に飛車交換をされた後は下段に打ち込まれる可能性が高く、いちご囲いが一気に崩れるなんてこともあります。
いちご囲いはあくまでも即席の防御壁であることを忘れないようにしましょう。
攻め好きならいちご囲いを組んでみよう
今回はいちご囲いという戦法について解説しました。
急戦狙いの囲いではあるため、相手を上からねじ伏せるような強い力を要求されます。ですが、将棋ウォーズのエフェクトはかわいいので使ってみてくださいね。
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