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チェス初心者が気を付けておきたい序盤のマイナーピースの動き

初心者のうちは、駒損してしまうことが何度もあると思います。
逆に言えば、相手も駒損をするので、結果的に良い勝負になるのですが、可能な限り自分のミスは防ぎたいところです。

今回は、チェス初心者が駒損をしてしまう原因である、マイナーピースの見落としについて詳しく解説し、対策をご紹介いたします。

駒損の原因はマイナーピースのビショップとナイトに有り

初級者の対局を確認していると、途中でアッと驚くような手で駒損してしまうことが多いように見られました。
特にマイナーピースの見落としで駒損が多く発生しているように感じました。
そこで、マイナーピースであるビショップとナイトの対策や考え方についてご紹介いたします。

最初はどうしてもビショップの餌食になりやすい

私が見ていた中で最も多いと感じた原因として、ビショップの見逃しにあると思います。
ビショップは斜めにどこまでも動く駒で、自分の目の前に駒があっても斜めにスイーッと進んでしまうため見逃しやすいです。

斜めですから、駒と駒の距離も離れて見えます。
どうすればビショップの動きに注意しながら、局面を進めていけるのでしょうか?

常に見張っておく

元も子もない方法ではありますが、常に相手のビショップを注意しておくという心がけが大事です。
ずっと気を張るのはとても大変なことですが、慣れてしまえば把握しやすいと思います。
慣れるためにも、何度も気に掛ける癖をつけましょう。

ビショップの配置されている色で覚える

ビショップは自分のいる色のマスにしか進めないという制限があります。
ビショップが2ピースとも残っている場合は難しいのですが、1ピースだけであれば、ビショップのいるマスの色になるべく駒を入れないようにすると、駒損を防ぐことができます。

序盤に交換してしまう

常にビショップの動きを警戒するとしても、最初は1ピースの方が断然かんたんです。
ですので、序盤でビショップを交換できるのであれば、交換しておくという手もあります。
もちろん、これは初級者の練習方法の一つだと思って下さい。

ディスカバードアタックに気を付ける

ビショップで最も恐ろしい状況がディスカバードアタックによる攻めではないでしょうか。
ディスカバードアタックとは、自分で駒を動かすことによって、その後ろに隠れていた駒の利きによる2重攻撃です。
ビショップは最初にもお伝えした通り、利いている位置が分かり辛いので、ディスカバードアタックとの相性は抜群です。

ナイトの動きに翻弄されないようにする

もう一つのマイナーピースであるナイトも、駒損を作ってしまう原因となる駒です。
ナイトは扱いが難しいと言われている駒なので、初心者帯ではビショップによる駒損の方が多い傾向にありました。
とは言え、痛手を負うシーンはナイトの方が多いです。

例えば、キングとクイーンに同時にチェックをかけるようなムーヴはビショップよりも、ナイトの方が作りやすいです。

ナイトのトリッキーな動きに気を付ける

ナイトは駒を飛び越えて動けるトリッキーなマイナーピースです。
ナイトに狙われた場合、ナイトでないと取りにいけないため、フォークが発生しやすいです。
動き方に関しては、慣れていくしかないでしょう。
ナイトが黒マスにいる場合、攻撃できる範囲は白マスのみです。さらに、白マスに動いた後に攻撃できるのは、黒マスのみという法則を持ち合わせていますが、初心者のうちはナイトの利きに気を付けて置けば大丈夫です。

ナイトの狙いを先読みする

ナイト対策において重要なのは、先読みすることです。
ナイトを動かすということは、何かしらの狙いがあると思って良いです。
自軍の駒を守ったり、はたまた、フォークを狙っていたりと様々なタクティクスも有りえます。
相手がナイトを動かしたら、どのような狙いを持って動かすのかを把握して、危険な場所は避けるようにしましょう。

自軍のキングをチェックできるナイトは要注意!

ナイトが自軍のキングをチェックできるような場所にあるのは非常に危険な状態です。
中盤、終盤でそのような場面を作ってしまうと、強制手は避けられず、駒損のきっかけを与えてしまいます。
自分が白番だとしたら、4ランク内に侵入したナイトはできるだけ追い払った方が良いです。

ナイトを自分でも使いこなせるようになる

ナイトを使いこなすのはとても難しいですが、難しいからと言って避けていては、ナイトの攻めにも弱くなってしまいます。
対策はまず知ることから始まるように、ナイトによる攻め方を学ぶことで、動きにも慣れてきて、駒損の確率を減らすことができます。

ナイトを仕留めるときは先廻りを心がける

ナイトをただ単に狙っているだけでは捕まえることはできません。
警戒に動くので、必要以上に無理な駒展開を要求されます。

ナイトを狙っていくためのセオリーとして、ナイトが動いた先で取れるような駒を展開した上で攻めるのが良いと言われます。
ナイトを追いかけるだけでは、自軍への侵入を許してしまいかねないので、慎重に攻めましょう。
特に中央に向けて動くナイトの移動先は潰しておいて損はないはずです。

迎撃準備をしたとしても、ナイトはすんなりと自軍側に戻っていくこともあります。
折角、迎え撃つ準備をしていたのに逃げられては手を出せないと嘆くかも知れませんが、問題はありません。
相手のナイトを相手陣地に押し戻したり、端に追いやることが出来れば、ナイトの活動範囲をグッと抑えることができるので、成功と言えます。

ナイトとビショップの動きは慣れていくことで見える

利きの見辛いナイトとビショップですが、対局に慣れて、あなた自身もマイナーピースの活用に励めば、次第に慣れてきます。
また、タクティクス関連のサイトでナイトやビショップの活用に絞って練習を行えば、より早く慣れることができます。とは言え、ナイトとビショップだけでは勝てないので、タクティクスはバランスよく取り組むのが良いです。

チェスが上達するおすすめの本

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チェスをこれから始める初心者から初級者向け

チェスプレイヤーでもある渡辺暁さん著者の初心者向けの本。駒の動かし方から活用方法まで初心者から初級者向けによくまとめられた本です。わかりやすさで言えばダントツでオススメできる本なので、これから始めたいという人に是非手にとって欲しい一冊です。
発売日 40293
ページ数 194ページ
著者 渡辺暁

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チェス戦略大全I 駒の活用法

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中級者を目指すプレイヤーのバイブルになる本

こちらの本は初心者ではなく中級者を目指す人向けです。様々な戦術、オープニングの意図などを丁寧に解説してくれており、これまで感覚で指していたチェス思考を変えてくれる一冊です。初級者からどう上達すれば良いのかわからないという人は是非手に取って見てください。
発売日 2009年10月30日
ページ数 285ページ
著者 ルディック・パッハマン

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チェス初心者でもできる有利に攻めていくコツや戦法

チェスを始めたてのプレイヤーでどのように相手に勝てば良いのかわからないという方や、どうすれば相手より良い局面を迎えることができるのかと悩んでいる人はいないでしょうか?

白番なのに、相手に攻められるような状況が多いという人も多いですよね。

今回は、初心者から中級者の間までに使える、チェスの攻め方や考え方についてご紹介いたします。

気付くと追い込まれるような状況になっている

チェス初心者において、よく起こり得るのが先手の白番だとしても、相手から攻め込まれていることが多いということです。
本来、先手である白番の方が攻め込める機会が多いはずですが、中盤に差し掛かったころには相手が主導権を握っているように感じることはありませんか?

逆に、黒番をにぎっている時は、黒番らしく後手に回ってしまっている。

もし、このような戦局に陥りやすいと感じている方は、攻め方を変えるだけで有利に進められるようになるかも知れません。

初心者にオススメなチェスでの攻め方について

今回、ご紹介するのは2つの攻めの考え方です。
初心者の方がこれらをなんとなくでも理解して攻めれば、これまでとは違った局面になりやすいと思います。
また、一方的な後手に回るという機会も減らせる方法です。

1.自分からではなく、相手に駒を取らせる
2.ダブルポーンを狙う

この2つの方法と狙い目についてご紹介いたします。

自分から駒を取らず、相手に駒を取らせる

例えば、お互いにポーンが取れる状況になった局面において、すぐに相手のポーンをテイクしてはいないでしょうか?
その他に、ビショップ同士が向き合った時、お互いのナイトが利き合っている時、自分から攻めていませんか?

初級者帯でも、基本的に浮き駒を作らないように進めていると思うので、相手の駒を取ったとしても、次の番に取られてしまうことが多いと思います。

では、あなたが相手のビショップを取って、次の番で相手にビショップを取り返されたとします。
お互いにビショップが取られているので、±0と言ったところでしょうか。

いいえ、実は違います。
相手は、あなたのビショップを取る際に、自軍の駒を前に進めています。

両者の結果を比較するとこのようになります。
あなたは、ビショップを取って、ビショップを失った。
相手は、ビショップを失ったが、損失分を取り返し、さらに別の駒を前に進めたです。

あなたから仕掛けたはずなのに、相手の方が得しているんです。
そして、同じような状況が序盤に続いたとすると、あなたと相手の駒損は同じ状況でも、相手の駒の方が前に出ており、次の攻撃を仕掛ける準備が着々と整っていっているのです。

このまま、中盤を迎えると、いつの間にか相手の方が攻め手段が多く、白番なのに後手に回ってしまっているのです。

初心者のうちは、ビショップが向き合う状況になると、取らないと取られると焦ってしまい、自分から攻撃してしまいます。
この動きが実は悪い結果を生み出していたのです。

では、あなたはどうすれば良かったのでしょうか?

相手に取られても良いように、他の駒を紐づける

何もしなければ、次の番で相手に取られてしまい、それこそ相手に攻めの起点を与えてしまいます。
そこで、あなたが取る行動は、相手の駒を取るのではなく、相手から駒を取られても、取り返せるように、他の駒を援軍として動かすのです。

自分の駒を駒で守ることは、紐づけるという表現であらわすこともあります。
紐づけた駒は、取られても取り返すことができるので、相手に取られても取り返すことができます。
また、取り返すときにあなたの駒は前進することもでき、一石二鳥という訳です。

恐らく、チェスに慣れてきた相手ならばすぐに取ってきたりはしないでしょう。
互いに動けば取れる駒を残しつつ、ギリギリのような局面を進めていくことで、相手も自分にも攻めのチャンスが訪れるという訳ですね。

特に序盤ではよく起こり得る局面なので、気を付けなければいけないでしょう。

相手の駒を自分から取っても良い場合

基本的に相手に駒を取らせるという考え方で進めて良いと思いますが、自分から駒を取った方が良い場面や、取りに行かないといけない場面というのもあります。

ここでは、自分から取った方が良い場面について解説したいと思います。

相手の駒が浮き駒だった場合

相手の駒が浮き駒だった場合、つまり、自分から取っても、取り返されない場面では、自分から攻めていくことをオススメします。
初級者帯では、積極的に浮き駒を探す・作るということを心がけて動かしてください。
ただし、あなた自身も浮き駒を作ってしまいやすいということには気を付けなければいけません。

相手より自分の駒の価値が低い時は取る

例えば、相手のルークをナイトで取れる状況だとします。しかし、相手は次の番でナイトを取り返す算段があります。
この場合、ナイトよりもルークの方が勝ちが高い駒と言われているので、基本的に取りに行って大丈夫です。

仮にナイトを取られたとしても、評価数値ではあなたの方が+2点となるため、駒得と言えます。
駒得になる局面を迎えたら、積極的に取りに行きましょう。
ここで、相手に取らせるの方針で進めると、相手は強い駒を逃がしてしまうことになります。

ダブルポーンを作れる状況

もう一つ、自分から取りに行っても良い局面があります。
それは、相手が駒を取り返した際に、ダブルポーンになるような局面です。

ダブルポーンはポーンの前にポーンがある状況です。
後ろのポーンは動きが抑制されていますし、自軍の駒の動きを抑制してしまうこともあります。特に終盤となれば、その弱点は顕著となってあらわれます。

あなたもダブルポーンになって、重い枷をはめられたような気分を味わったことはないでしょうか?
ですから、ダブルポーンを作れる駒交換は狙っていっても良いです。

なるべく自分からの駒交換を抑えると均衡のとれた局面になりやすい

いかがだったでしょうか?
自分から積極的に攻めに行っているつもりが、相手の攻めの起点づくりの手助けになっていたと思うとゾッとしますよね。
必ずしも、相手に取らせることが良いことではないのですが、敢えて取らせるというチェスの戦法があることを覚えて頂ければと思います。

チェスが上達するおすすめの本

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チェスが上達する初心者が注意しておきたい盤面を広く見る方法

チェス初心者が対局中に気を付けておきたいポイントとして、一部の盤面や駒にだけフォーカスを当ててしまっていることがあります。

盤面を広く見るとはどういうことなのか?
今回は、初心者でも全体を見渡して悪手を指さないようになるコツをご紹介いたします。

こんな情報をまとめています

  • 初心者が盤面を広く見るためには?
  • 上達するための効率の良い勉強とは?

盤面全体を見ることで悪手を防ぐ

盤面全体を見ることで悪手を防ぐ

初心者のうちは、悪手を指してから間違いに気付くことが多いと思います。
上手く攻撃しているつもりが、相手陣地に潜んでいたビショップの先だったとか、相手のポーンを取れたけど、よくよく見返すとクイーンが取れる状況だったなどのミスがあります。

これらは、盤面を広く見るというスキルを身につけることで解決することができます。
盤面を広く見ることができれば、明らかな悪手を減らすことができ、チェスの勝率アップにも繋がります。

どうして初心者のうちは盤面を広く見れないのか?

ポーンちゃん
ポーンちゃん
最初は動いた駒に注目しがちで、駒と駒の連結を見逃してしまうこともあります。

チェスや将棋、囲碁もそうですが盤面を広く見ろというのはどのボードゲームでも言われている鉄則です。
しかし、初心者のうちはどうしても戦いが起きている駒に注目しがちなのです。

どうして初心者のうちは盤面を広く見れないのか?

例えば、ビショップを展開したとします。
最初はどうしても、展開してきたビショップに関連する駒に注目しがちで、ビショップと近辺に視線が寄ってしまいます。

自分が動かそうとする先、相手が動かした駒や周辺に注目してしまうため、盤面全体が見れなくなってしまっているのです。

チェスで盤面を広く見るための2つの方法

チェスで盤面を広く見るための2つの方法

1.タクティクスを解く

1.タクティクスを解く

タクティクスはチェスの棋力を高める上でも、非常に効率の良い方法と言えます。
また、ある程度の難しい問題になれば、盤面全体を見渡す必要があるので、盤面を広く見れる力を養うことが出来ます。

基本的な練習方法としては、問題をとにかく解くということをやってみるのが一番です。
簡単なものを何回もこなすよりは、難しいと感じるレベルのものにじっくりと考えながら取り組む方が良いです。
とは言え、数をこなす必要もあるため、1問あたり5分以内を目安に解くと学習の効率としても良いです。

ただし、タクティクスをひたすら解ければ良いかという訳でもないんです。
タクティクスは、必ず正解があるとわかっているからこそ、様々な駒や盤面の状況を見ようとします。
実践では、いつタクティクスができる状況になるかわからないので、タクティクスだけを解いても、上手く実践に活かせないことが多いのが欠点です。

そこで、チェスの盤面を広く見るための2つ目の方法も登場です。

タクティクスの答え

2.実践を何度も経験する

ポーンちゃん
ポーンちゃん
重要なのは、考えながら何度も実戦をこなすことです。

やはり、経験を得るためには実戦に勝るものはありません。
実際の対局を通してこそ、盤面を広く見るという感覚が身に付きます。

負けるのが嫌だから、悪手を指さないようになりたいと思うのは当然のことですが、一番勉強になるのは負けた対局です。
負けた対局にこそ、あなたの弱点がありますし、タクティクスを見逃した一瞬があるはずです。

ですから、タクティクスをひたすら解くだけではなく、どういった盤面や展開でタクティクスが現れるのかという感覚を身につけなければいけないのです。

勝った対局は、上手くタクティクスを見つけられたか、相手がポカをしたかだと思うので、練習としてはそれほど価値があるものではありません。
負けてしまった対局を何度も見直して、あなたが逃したチャンスを次からは見つけられるようにしましょう。

タクティクスと実戦はどちらの方が効率が良い?

タクティクスと実戦はどちらの方が効率が良い?

チェスにおいてタクティクスも実戦のどちらも大事です。しかし、どちらの方が盤面を広く見る練習になるのかと言われた場合、こう解答します。

あなたはタクティクスの回答に誤った時と、対局で負けた時、どちらの方が悔しいと感じますか?

タクティクスで間違えて、ヒントを見た時に、え?こんな手から始まるのと悔しいと思いをするとき。
実戦で五分五分の戦いで進んでたのに、終盤に入って押し返されてしまって悔しいと感じたとき。

もしも、対局で負けたときの方が悔しい!と思う人は、実戦の方が効率が良いタイプです。
自分自身で間違いを発見し、次に活かせる力が高いので、対局の振り返りをしっかりするという前提で、実戦の方が身に付きます。

逆に、実戦で負けてもそれほど悔しいと思わない方は、自分自身を冷静に見れるタイプなので、タクティクスで多くの問題をこなしていった方が、成長も早いです。

私が話してきた多くのチェスプレイヤーは、たいてい負けるのは悔しいという方でした。
しかし、負けるのが嫌だから、自分が良いと思えるレベルに到達するまで、対局をしたくないという人も多かったんです。
負ける対局にこそ、上達の秘密が隠されていますので、恐れずにドンドン対局して欲しいなと思います。

Chess.comであれば、同レベルの人といつでも対局できるので、上達には持って来いですよ。
どちらかに偏った練習方法ではなく、バランスよく取り込んでみてください。
それでは、良いチェスライフを。

チェスが上達するおすすめの本

1位
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チェスをこれから始める初心者から初級者向け

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渡辺暁のチェス講義

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初級者から中級者を目指せる本

この1冊は初級者向けの本として非常にオススメの一冊です。初級者から中級者になるための、ミドルゲーム、エンドゲームを中心にまとめられており、勝ちの状況を作るための中盤の考えや動きがしっかりと紹介されています。何度も読み返すことでレートを上げることも可能と思います。
発売日 2012/7/6
ページ数 238ページ
著者 渡辺 暁
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チェスが上達する盤面の致命的なミスを防ぐ方法

チェスをやっていて負ける対局を思いかえしてみると、ある一手で致命的なミスを犯してしまい負けてしまうことがありませんか?

例えば、相手のクイーンを取ることができたので、他の駒を取ってしまった。
逃げるのではなく前進させれば、駒得することができていたなど。

これらのミスは、初心者のうちは特に多く頻繁に発生します。
その致命的なミスによって、どうにもならないような差がついて負けてしまいますよね。

今回は、チェス初心者に向けて、盤面の致命的なミスを見逃さない方法をご紹介いたします。
基本的なことから説明していくので、最初は退屈かも知れませんが、是非最後まで読んで、致命的なミスを事前に防げるようになりましょう。

チェスでの致命的なミスの防ぎ方

チェスで互いの戦局に大きな影響をもたらすのは、どちらかの致命的なミスです。
三原則と言われている、中央支配、マイナーピースの展開、キャスリングさえできていれば、オープニングで大きな差がつくことは少ないはずです。

局面が進行し、駒の取り合いとなる中盤以降にミスは待ち受けています。
攻撃をしかけたつもりが、自軍の弱点をさらけ出すことになってしまい、クイーンやビショップで攻め立てられ負けになってしまうこともあります。

このミスを少なくするだけでも、初心者帯では負けが減ると思います。
勝率を高めるため、次のレート帯へ進むためにも、うっかりミスは防げるようになりたいです。

それでは、チェスでの致命的なミスの防ぎ方について見ていきましょう。

1.直ぐに手を思いついたら、一旦深呼吸する

盤面を見ていると、あ!この手しかないと思って指すことがあると思います。
始めたてのうちは、良さそうな手を見つけても、もう少しだけ立ち止まってみてください。
焦ったうえでの一手もそうですが、チェスで上達するためにも一手には時間をかけた方が良いです。
時間をかけることによって、先を読む力も養われますし、自分なりの戦略を組み立てる練習にもなります。

悪い戦略もないよりはましという、上達の名言もあるくらいですから、直観的に打つのではなく、その手の意味を考えるようにすると、致命的なミスの発見にも繋がります。

2.相手の攻撃の狙いを考える

相手はどうしてこの駒を進めてきたのかと考えることが致命的なミスの発見になります。
相手も考えて駒を動かします。
ですから、多少なりとも動かした後の盤面を予測しているはずなんです。
相手がどういった狙いがあって動かしているのか予測することをオススメします。

特に、相手のクイーンやビショップなどは序盤/中盤で気をつけてみておきたい駒になります。
どの駒が攻撃されているのか、そして、駒を動かした時に後ろにいる駒がいないかなども考えておく必要があります。

3.攻撃している駒の数を確認する

ミスの見逃しに役に立つのが、攻撃されている駒の数を確認することです。
1つの地点にどれだけ相手が攻撃できるのか、逆に自分はどれだけの駒が防御に入れるのか、回数を数えるのです。
チェスにおいて、最後に勝るのは数の多いものです。
数で勝っているのであれば、明らかな勝機と思っても良いくらいです。

それ程までに、攻めと守りの数は局面を判断する上で、重要な要素と言えます。

また、駒を動かすときに、守りの駒でないかを確認してください。
守りの駒を動かすことで、相手に攻めのチャンスを与えてしまうので、動かす駒の役割は把握しておかなければいけないのです。

4.フォーク、ピン、スキュアの形を覚える

チェスにおいて有効な攻撃手段である、フォーク、ピン、スキュア。
これらは偶然の副産物として発見するのではなく、戦略として狙っていかなければいけません。

とは言っても、狙っていくための戦略を完全に覚えるのは難しいことです。
そこで、最初のステップとしてオススメするのが、それぞれの攻めが成立する形を覚えることです。要は、偶然による副産物でも良いので、それを見逃さないようにするのが、一歩になるということです。

見逃さないコツ、もしくは、狙っていくコツはシンプルです。
キング、クイーン、ルークの配置に常に見張っておくだけです。

フォークやピンが最も活躍する場面、上記のメジャーピースやキングを捉えた時になります。
これらの駒の動きを監視し、常にフォークやピン、スキュアの可能性を探るのです。
意識して対局してくると段々と慣れてくるので、次にビショップやナイトも視野に入れて駒展開をしていくと、攻撃のタイミングを見つけることができ、見逃しをなくすことができます。

対局やタクティクスで目をならす

チェスの対局時における、致命的なミスや、見逃しをなくす方法をご紹介しました。
これらの難しいところは、頭で理解していたとしても、うっかりと忘れてしまうということです。
残念ながら、この簡単なミスを初心者のうちから完全になくす方法は一つだと思います。

それは、盤面になれる他ありません。

対局やタクティクスを通して、目で記憶していくのが良いです。
また、うっかりミスによって負けることも非常に良い判断練習となります。

ですから、致命的なミスを犯してしまうから対局はまだまだ先だなと思わずに、chess.comを使ってチェスという盤面や駒に慣れてみてください。
特に対局の見返しでは、ミスとすら思わなかった手ですら新しい発見をすることが出来ます。
是非、対局と見返しを繰り返してミスを防げるようになってください。
それでは、良いチェスライフを。

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初心者でも強くなれるチェスの覚えておきたい格言と意味

チェスの有名プレイヤーは多くの格言や名言を残しています。

その格言の中には、人間の心情や心理をいいあらわしたものだったり、チェスの真理に迫るようなものもあります。

 

今回は数ある格言や名言の中から、戦略性を広げ、好奇心を高めるものをまとめてご紹介いたします。

読むだけで、チェスが上達すると言っても過言ではありません。

 

チェスの序盤に強くなれる格言や名言

 

序盤であるオープニングやポジションについての意味を持つ格言をまとめてみました。

序盤が苦手という人や中盤以降は得意なのにという人は是非ご参考ください。

 

タクティクスは、常にポジションが良いプレーヤーに現れる。

 

チェス上達において、タクティクスの練習が最も効果的と言われています。

チェックメイトや駒得を狙った駒の動きを対局中に見逃さなければ勝利も近いのですが、対局中にタクティクスの場面が出てくるのは、ポジションが良いプレイヤーであるというオープニングや駒配置の大切さを教えてくれる格言です。

 

上達という面で最も効果を発揮するのは、タクティクスかも知れませんが、それだけではいというバランスの大切さがわかる格言です。

 

序盤は本のように、中盤は奇術師のように、終盤は機械のように指しなさい

 

序盤、中盤、終盤のチェスの指し方を例えた格言です。

実は、この見方で直観的にあなたに足りていないものがわかりますよ。あなたが足りていないと思うのはどの部分でしょうか?

 

序盤早々クイーンを前線に出すのは悪い

 

クイーンは非常に強力なピースですが、序盤に最前線で使うのはオススメしません。

動ける範囲が少ない序盤は、クイーンが捕まりやすいのでポジションを作ってからクイーンを動かすようにした方が良いという格言です。

 

キャスリングできるときにキャスリングするのではなく、キャスリングすべき時にキャスリングすべきである

チェスの3原則の3つめには、キャスリングという原則があります。

しかし、キャスリングはできるときにするのではなく、すべき時にしなさいという格言になります。

実際にどの局面でキャスリングをするのか初心者のうちはわからないと思いますが、ただ単純にキャスリングをすれば良いという訳ではないという格言です。

 

駒を助けたら、駒が助けてくれる

これは序盤から終盤まで関わってくる格言ですが、駒を助けることによって、助けられた駒が最終的に助けてくれるという大切さを伝える格言です。

この格言で浮き駒作りを防ぐこともできるはずです。

 

ビショップがパスポーンを止める時には、一つのラインだけで止めるようにせよ。

ビショップの斜め移動を使ったライン止めは有力ですが、パスポーンを止めるときは1つのラインだけで考えよという格言です。

ビショップは斜め移動を2ラインもっていますが、あれもこれもと役割を持たせるのは返って攻めの起点を作られやすいと考えられます。

 

初手e4は最善であると(実戦の)試練で証明された。

フィッシャーの格言の一つで、e4の最善さを伝える内容です。

 

チェス盤上では、みせかけは長くは生き残らない

人間の世界では見せかけだけでも長く生き残っていくことができますが、チェスの場合は一瞬でボロが出ます。

例えば、始め立ての頃は、序盤にクイーンを動かされると焦ると思いますが、あくまでも見せかけなので、ひるまずに咎めていく必要があります。

 

悪い戦略でもないよりはまし。

初級者の人に是非覚えて欲しい格言の一つで、成功確率は低いかも知れなくても、戦略性を持ってチェスをした方が意味になるという言葉です。

 

チェスは1001の悪手の夢物語

チェスはスポーツと言われたり、心理戦と言われたり、知恵比べと言われることがあります。

しかし、実質は1001ある悪手にひっかからないためのチキンレースのようなものだという意味のある格言です。一定のレベルに達すると、この格言の真理が見えてくるのかも知れません。

 

心優しいものにチェスはできない。

つまり、チェスとはそういうことだと言わんばかりの格言です。

相手を惑わし、強烈な一撃をお見舞いする。心優しい人には決してできない行為です。

 

チェスの中盤に強くなれる格言や名言

続いては、盤面が進んだ中盤以降のチェスの格言や名言をご紹介いたします。

駒が激しく動くタイミングとなり、動かす手も多くあるので格言に従って筋を考えていくのも有力な上達方法です。

 

クイーンは相手の残ったビショップと違う色のマスに置け

クイーンが動き出す中盤、気を付けなければいけないのは、うっかりと忘れやすいビショップの利きです。

ビショップの色のマスを確認し、フォークをかけられないように注意をしましょうという格言です。

 

近代チェスはポーン構造とかそういうことにうるさい。そんなの忘れな。チェックメイトがゲームを終えるんだ。

オープニングを覚えたり、ポジショニングは大切なことだけど、本当に大切なチェックメイトを忘れてはいけない。

芸術でありながら勝負であることを忘れてはいけないという格言です。

 

中盤以降において、クイーンは盤中央に置くと強い

クイーンを置く位置として中央が強いという格言で、どうにかしてクイーンを活用させようと考えた時、中央にいるとタクティクスを発見しやすいです。

 

中盤でルークはオープンファイルに使うのもよく、パスポーンをサポートするのもよい

ルークを中盤で役立たせる格言として、オープンファイルかパスポーンをサポートする配置にせよという内容です。

オープンファイルは、開けた縦の列を指し、パスポーンはポーンの進む方向と両ファイルにポーンがない状態を意味します。

 

自分の残ったビショップとポーンを同じ色に置いてはいけない

ビショップは斜めに移動することから、初期位置にいた色にしか動けないという特性を持っています。

そこで、ビショップが片方かけてしまった場合は、残ったビショップの色に気を付けてポーンを進めなさいという格言です。

ここぞという時に、ビショップが使えなくなったりすることを防ぎます。

 

相手キングがいるファイルを開くためなら、ポーンの犠牲は安い

相手キングがいるファイルをオープンにすることの重要性がわかります。魂を売ってでも、相手のキングを狙っていきます。

 

パスポーンは突かねばならない

どちらかというと終盤寄りだとは思いますが、パスポーンは突くことで良い流れを持ってくるという格言です。

 

パスポーンができたら、パスポーンの前のマスをピースでアタックせよ

先ほどの格言に対するような内容で、パスポーンがあれば前進を食い止めるために、守りなさいという格言です。

パスポーンが生まれるということが、どれほど有利な展開に繋がるのかがわかります。

 

ピンされた駒の防御力は空想のものだ。

ピンされても、後ろの駒は守れているというのは空想でしかないという格言です。

合い駒出来ているから大丈夫と思っていたら、そこから一気に負けてしまうことも。

 

チェスは臆病者にはむかない。

中盤に覚えておきたい格言です。相手から攻めや返しを受けた時に、逃げることだけを考えていては勝ちを掴めないということです。

駒損を恐れずに戦略性を持って動かすことが大事ということです。決して逃げるな!という訳ではありません。

 

ミスはそこにあり、指されるのを待っている。

中級者以降の人への格言で、ミスは偶発的に起こるのではなく、指されるのを待っているというメッセージです。

つまり、一見良い手に見えても、相手の戦略なのではないかということにも気を付けるとも捉えることができます。

 

チェスは微妙な判断の問題。いつパンチをするか、どう身をかわすかを知ることの。

チェスで強くなるためのコツとして、守る時に守る、攻める時に攻めるという黒か白の問題ではなく、常に揺れているような感覚で、何処にも染まらない状態から手を出していくが大切だという格言とも捉えることができます。

 

主導権を握っている側だけが攻撃する権利をもつ。

状況が悪くなり、苦し紛れの無理攻めは有効ではないという格言です。

攻撃する権利を持ちたいのであれば、主導権を握ることからはじめなさいということです。

 

チェスの終盤に強くなれる格言や名言

ここからは、チェスの終盤を対象とした格言や名言をご紹介いたします。

あと一歩のところで相手に勝ちきれない!という人は是非ご覧ください。

 

メイトを狙うときには、慌ててチェックせずに逃げ道を塞げ

相手のキングをチェックメイトする時は、すぐにチェックするのではなく、退路を断ってからチェックせよという格言です。

将棋でも、玉は囲うようにして寄せろという格言があり、ただチェックをかけるだけでは、逃げられてしまうという意味となります。

 

キングは戦うピースである

チェスはキングを取られると負けるゲームなので、常に他の駒に守らせながら大切に扱います。

しかし、終盤のキングは守るだけではなく、戦うピースとして使うのが良いという格言です。

あなたのキングは、最後までコーナーに閉じこもってはいませんか?

 

クイーンの「creeping move」を考慮せよ。

中盤から終盤で役立つ格言で、クイーンを上下左右の1マスに移動させる手を考えよという格言です。

たった1マス動かすだけですが、動ける駒の範囲が180度変わることで、勝機をつかむというテクニックです。

 

7段目に侵入したルークは強い 

ルークを上手く活用するための格言の一つで、7段目に入ることが出来れば相手の駒の動きを抑制させることができます。

逆に、相手にルークの侵入を許してはいけないという格言でもあります。

 

盤端のナイトはいないと思え

端にいるナイトの弱さをあらわす格言でもあります。ナイトは中央に展開して使えという意味と、序盤でもなるべく展開していった方が良い駒という考え方もできます。

 

ナイトはクイーンと組み合わせて使うと強力である

ナイトの変則的な動きは、純粋に強力なクイーンと組み合わせることで力強さを増します。

中盤以降は、ナイトとクイーンの組み合わせでチャンスを掴める機会も多いです。

 

通過ポーンは、鍵をかけて閉じ込めておかなくてはいけない犯罪者だ。警察による監視のような生ぬるい方法では不十分だ。

中盤以降で考えられる格言の一つで、通過したポーンがどれほど危険かを例えたものです。

ポーンなら後回しで良いかと思ったら大間違いという戒めの言葉でもあります。

 

良い手を見つけたら、もっと良い手を探しなさい

序盤、中盤にも言えることですが、特に終盤で覚えておきたい格言です。

一見、勝ちのように見える手筋に抜けがあったりすることもあるので、良い手を見つけたら、さらに深く考えてみることで、勝利により近づけるかも知れません。

 

序盤を勉強すると序盤が分かるが、終盤を勉強するとチェスが分かる。

終わりを勉強することで、チェスの全貌を掴めるという格言です。

終わり合ってこその序盤という意味でもあります。

 

勝った局より負けた局の方から多く学べます。良い棋士になるには何百回と負けなくてはいけません

オンラインや対面での対人戦が苦手、負けるのが怖いという人の励ましにもなる言葉。勝ち負けが全てではなく、負けることにもメリットがあるという格言です。

 

チェスは30から40パーセントは心理戦だ。コンピューターと戦うとこれがないので混乱させることができない。

CPUとの対戦も勉強になるが、やはり人間同士の駆け引きにチェスの真髄があるという格言です。

そして、コンピュータが人間に勝つようになってからもチェスが愛され続ける理由こそ、この心理戦にあるのではないでしょうか?

 

私が白を指す時私は勝つ。なぜなら有利な白側だから。私が黒を指す時私は勝つ。なぜなら私はボゴリュウボフだから。

外国人らしいユーモラスな格言です。黒を指すあたりを読んだときに、どんな格言なんだ!?とワクワクしてしまった人は大勢いるはずです。

 

孤独なとき、自分が世界の中で部外者と感じる時、チェスをしなさい。チェスは精神を高揚させ、戦争の助言役になるでしょう。

言葉通りに読めば、言葉通りの意味でしかありませんが、実に奥深い格言です。

戦争の助言というのは、チェスにおける戦略や戦術が役立つということから来ているように読めますが、実際はチェスの終盤の虚しさを比喩したものです。

戦争。つまり、対局に勝っても負けても、盤面に残っているのはいくつのピースですか?失ったピースは戻ってくるのでしょうか?そんなメッセージが込められています。

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著者 ルディック・パッハマン

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チェス 上達方法

初心者でも強くなれるチェス初心者が覚えておきたい3原則で序盤を完璧にする

チェスで使用する駒の動かし方を理解してから、次は何を覚えれば良いのだろうと迷っている方はいないでしょうか?

こんな情報をまとめています

  • 次は何を勉強すればいいの?
  • いきなりCPUや人間と対局していいの?

駒の動かし方を覚えたけど、結局のところどうプレイしていけばわからないから難しいという人も多いようです。

今回は、これからチェスをプレイしていく上で覚えておきたい3原則についてご紹介します。

3原則を理解するだけで、本格的な対局を開始できるので是非覚えておいて欲しいです。

チェスの3原則に従って序盤は動かす

チェスの3原則に従って序盤は動かす

チェスの序盤には3原則と呼ばれる考え方があります。

実は、この原則に従って動かしていくだけで序盤で差をつけられることが少なくなります。

  1. 中央を支配を目指す
  2. マイナーピースを展開する
  3. キャスリングを行う

この3つの考えを覚えてしまえば、割と本格的な対局を楽しむことができます。

実戦はちょっと怖いという人には是非とも覚えて欲しいので、順番に解説いたします。

オープニングは覚えなくて良いの?

ポーンちゃん
ポーンちゃん
三原則に従って動かしてみると、ルイロペスというオープニングになりました。

チェスの序盤の定跡のことをオープニングと言い、様々な名称のオープニングが確立されています。

定跡を覚えることは上達にも役立つのですが、初心者のうちは覚えることによる恩恵はそれほどありません。

その理由として、初心者同士の対局であれば定跡をすぐに外れてしまったり、指し手の意味を理解せずに定跡だけを辿っても強くならないことが挙げられます。

今回、ご紹介していく序盤の3原則は指し手の意味がわかりやすく、3原則を守っているだけで何かしらのオープニングになっていることもあります。

一石二鳥となるコツなので、オープニングを学ぶ前にこそ覚えて欲しいのです。

中央の支配を目指す

中央の16マスの支配を目指す動きを考えてみよう。

まず最初の原則として、中央エリアを支配していくことを目指していきます。

中央エリアというのは、真ん中を中心とした16マスです。

この16マスを支配するように駒を動かしていくと、良い手になりやすいです。

支配という言葉を言い換えると、相手が中央に侵入してきた時に、迎撃できる態勢のことを言います。

そして、中央エリアの支配を達成するためのシンプルな方法として、dファイルととeファイルのポーンを上げていく手があります。

ポーンは初期位置からであれば、2マス進むことができますので、一気にe4と上がり中央を支配していきます。

中央のポーンを序盤に動かすメリットは他にもある

中央エリアの支配を目指して、ポーンを上げましたが、このポーンプッシュには他の役割も併せ持っています。

ポーンを上げたことにより、マイナーピースであるビショップが中央に出られるようになりました。つまり、第二の原則である、マイナーピースの展開準備にもなっている手なのでした。

一つの手で、複数の役割を持つ手は好手とされます。

中央のポーンによるスタートが良い手とされる所以ですね。

相手ももちろん中央エリアの支配を狙う

相手ももちろん中央エリアの支配を狙う

相手もポーンやナイトを使って中央エリアを支配してくるはずです。

同じファイルのポーンをあげてきたり、キングサイド、クイーンサイドで上げられるポーンを使ってくることでしょう。

このように、中央エリアにポーンを展開していったあと、マイナーピースの展開を始めていきます。

ただし、相手が端のポーンをプッシュしたりして、中央にさらに駒を出せる状況であれば、引き続き中央エリアの支配を目指して行くと良いです。

マイナーピースを展開していく

マイナーピースを展開していく

中央エリアに進出したポーンをカバーすることを意識して、マイナーピースを展開していきます。

マイナーピースというのはビショップ、ナイトのことを言います。

メジャーピースと呼ばれる、クイーンやルークは序盤では動かすことは少なく、中盤以降に動かした方が良いと覚えておいてください。

ビショップ、ナイトを中央に向けて展開していくことで、初期位置よりも動ける範囲が広くなり、様々な攻撃、防御に使うことができます。

相手の陣地にマイナーピースで攻め込む時はポーンに注意

ビショップやナイトを使用する時は相手の陣地に攻め込みすぎてはいけないということも覚えておく必要があります。

特に序盤であれば、ポーンによる迎撃がしやすいこともあり、動かしたビショップやナイトを狙われて、2回3回と動かさないといけない状況を作らないようにしましょう。

ポーンちゃん
ポーンちゃん
ナイトで攻めのチャンスを作ろうと動かしたけど、相手のポーンによって追い払われ、自分は逃げるだけなのに相手は盤面の支配が進んでいるので分が悪いね。

相手陣営から見て、手前4段に要注意

相手陣営から見て、手前4段に要注意

相手陣地の下から4段目までが攻め込む時に注意すべき場所です。

チェスでは、段のことをランクと呼び、自軍が先手番の白であるなら、5から8ランクに攻め込む時は注意が必要ということです。

ポーンの連携を使った迎撃が可能であり、マイナーピースとポーンの交換では不利になる為、容易に攻め込んではいけません。

キャスリングを行い守りを固める

キャスリングを行い守りを固める

マイナーピースをある程度、展開したらキャスリングを行います。

キャスリングというのはチェス独自のルールでして、キングとルークの位置を入れ替えるような動きが可能となります。

キャスリングができる条件

キャスリングができる条件

キャスリングはいつでもできる訳ではありません。

初期位置からキングが動いていないことが条件で、位置を入れ替えるルークも初期位置から動いていないことが条件となります。
キャスリングができる条件②

キャスリングによる序盤のメリット

ポーンちゃん
ポーンちゃん
キャスリングすると、キングの守りが強くなる行動を1手でできるんだよ。

キャスリングは3手必要な動きを1手で済ませてしまうという手です。

手数だけでもお得ですし、キングが中央から離れることで、相手の駒がキングに対して効きづらくなります。

特に初心者のうちは、両方の駒に攻撃するフォークを見逃しやすく、キングを狙われた攻撃だと、どうしてもキングを動かさざるを得なくなるため、キャスリングによって相手の駒の火の粉を被らないようにする必要があります。

チェスの3原則を守ることで手堅い盤面になる

以上、3つの原則をご紹介しました。

この3原則はチェスにおいてとても重要なことで、そう簡単には負けることのない盤面になりやすいです。

ここから中盤、終盤と駒の動きが激しくなっていきますが、相手の攻撃、守りに柔軟に攻め込むことができるようになっているはずです。

今回は序盤の3原則についてご紹介しました。次回は中盤や終盤に覚えておきたいことをまとめてご紹介したいと思います。

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その他 チェス

【徹底比較】チェスと将棋ってどっちが面白くて戦略性があるのか解説

将棋とチェス、似たようなルールを持ちながらも似て非なるボードゲームです。
そして誰もが、将棋とチェスを比較した場合、どちらが優れているんだろうと考えたことはないでしょうか?

今回はどちらの方が、良いボードゲームなのか徹底的に比較したいと思います。
これからどちらかを始めたいという人の参考になれば幸いです。

将棋とチェスの比較について

あくまでも似たようなルールであって、どちらが優れているのかというのはナンセンスな考えという意見もあるでしょうが、どちらかを初めてみたいという人には比較は必要ではないかと思いました。

今回は、下記のような観点からなるべく新しい情報を用いて、将棋とチェスの比較を行っていきます。

こんな情報を比較しました

  • 歴史
  • ルールの違い
  • 世界的プレイ人口
  • 国内での人口
  • 賞金
  • 戦略性
  • はじめるならどっち?

将棋サイトではありますが、将棋には偏りすぎない客観的な意見でまとめています。

将棋とチェスの比較① 歴史

将棋の歴史は平安時代に遡り、駒の形も今と同じような5角形をしていました。
しかし、この時には持ち駒のルールはなく、現代と限りなく近いルールになったのは15~6世紀と言われています。

対するチェスも現代のルールに近くなったのが15世紀末と言われており、この時に発のガイドブックが発刊されました。

どちらも数百年以上、楽しまれているボードゲームであり、未だに多くの人が楽しめるゲームだと言えます。
これから長く遊ぶという観点で見れば、どちらも差がないと言えます。

将棋とチェスの比較② ルールの違いについて

将棋とチェスは当然ながらルールや仕組みに違いがあります。
比較される所以として、相手の王(キング)を詰みにすれば勝利で、先手番/後手番を決めて交互に1手ずつ進めていくのが基本であり、どちらかのルールを理解していれば、似たような考えで攻めることもできます。

それでは、実際にどのような違いがあるのかをご紹介していきます。
ここではルールや仕様の違いについて触れるだけであって、戦略性は後述の章で詳しく介します。

>>将棋のルールはこちらでも詳しく解説しています

>>チェスのルールはこちらでも詳しく解説しています

盤の広さが違う

盤面の広さの違い

  • 将棋は9×9マス=81マス
  • チェスは8×8マス=64マス

チェスの方がやや狭くなっていますね。
盤面が広いということは、それだけ打ち込める場所が多くなり複雑になるとも考えられます。
とは言え、複雑性=面白いは成り立ちません。と言うのも、チェスと将棋では駒の動きが似ているようで違うため、盤面の広さだけでは測り切れないものがあります。

もしも、将棋盤が2倍の広さならさらに楽しいのか?

将棋盤がもしも縦横18マスだった場合、駒の動かし先は何倍も増える訳ですが果たして、元の将棋より楽しいと言えるでしょうか?
また、動き先が増えたとしても最善手とされる手は将棋もチェスも限られています。

可能性が増えるということは、勝利の糸口が増えるというよりは落とし穴が増えるイメージで相手のミスで勝敗が決まるようなゲームになってしまわないでしょうか?

将棋もチェスも人生をかけるだけの深みがある

将棋にもチェスにも言えるのが、人生をかけて楽しむだけの深みがあるのは間違いありません。
戦略性の多い方で選ぶというよりも、自分が楽しいと思った方をプレイするで問題ないと思います。

取った駒が使える 持ち駒ルールの違い

将棋/取った駒を持ち駒として、自分の番であれば好きなように使える
チェス/取った駒は盤上外に置き、持ち駒として使うことはできない。

将棋とチェスの比較ポイントとしてよく指摘されるのが、持ち駒ルールの違いです。
将棋の場合は相手の駒を取れば、好きなように使うことができます。

取った駒を再利用できることがゲーム性を複雑かつ急展開を生みやすくすると言われています。それゆえ、駒の取り合いが発生してから中盤と言いますからね。
よく言われるのは、持ち駒があるからこそ奥深い戦略となり、チェスより面白いところだと言われています。

確かに魅力的なルールに見える将棋の持ち駒ですが、実は、持ち駒の役割を理解すると、チェスも劣っていないと考えられます。

将棋においての持ち駒の魅力は、どんな場所にも駒を置けることです。
持ち駒により、相手の駒を攻め立てたり、寄せを狙っていきます。もちろん、守りにも使えますね。
将棋は大駒以外は大抵1マスずつしか動けません。だからこそ、持ち駒化することで手数を省略し、攻めたり守ることができます。

では、チェスの場合はどうでしょうか?
持ち駒はありませんが、将棋よりも大きく動ける大駒が多いことに注目してください。
初期の陣形からでも相手の駒を狙うことができますし、様々な場所から駒への紐づけ(取られたら取り返せる状態)を作ることができます。

動ける範囲の少なさを持ち駒でカバーできる将棋。
最初から大きく動けるチェス。

また、持ち駒がないことで切り合いのような攻めができるのもチェスの魅力なのだと思います。
必ずしも、持ち駒ルールがあるから将棋の方が勝っているとは言えません。

平均終了手数の比較

盤面の広さ、持ち駒ルールについて触れたところで知っておきたいのが、一局の手数の差です。
持ち駒もない、盤面も狭いチェスの方は一瞬で決着がつくかと思いきや結果はこの通りです。

将棋/約110手
チェス/約80手(40ムーヴ)

将棋と比べると複雑ではないように見えるのに、両者の手数は意外と近いです。
複雑さでは将棋に軍配が上がると思いますが、チェスが複雑ではないのか?と言うとそうではないことがわかります。

成るの違いについて

将棋は相手の陣地に駒が入ると成ることができます。駒を裏返して、これまでにない動きが可能となります。
チェスにも成るという概念があって、将棋で言う歩、つまりポーンのみ成ることができます。
条件が若干厳しく、相手の陣地の一番奥に到達した時のみ成ることができ、成った際は、クイーン、ビショップ、ナイトなど好きな駒になることができます。

将棋とチェスの背景にある文化の違いが見えてくるように思えます。
日本が誇る将棋は丁寧という印象があって、1手1手、丁寧に相手との駆け引きを行い、成り駒を作っていきます。そこから、一気に終盤戦という和のリズムのようなものを感じます。

対するチェスは、序盤から殴り合いというかいがみ合いというか、突発性のある緊張感が印象的だなと思います。なんとなく、イメージできないでしょうか?
とは言え、将棋も最近の攻め方としては、守りを固めすぎず急戦を仕掛けていくのが強いように思えます。特に若い世代は攻めが早いと言われています。

引き分けというルールについて

チェスの説明で欠かせないのが、引き分けが多いということです。
先手番・後手番の勝率をざっくりと計算するとこのようになります。

チェスの勝敗の割合

  • 先手番の勝率 40%
  • 後手番の勝率 30%
  • 引き分け 30%

引き分けになるためにはいくつかのルールがあるのですが、ここでは割愛します。
ちなみに、初心者同士で対局した場合は、引き分けになることはほとんどありません。状況を見て、引き分けに持ち込むことができれば、それは上級者の方々です。

ちなみに将棋の場合はこの通りです。

将棋の勝敗の割合

  • 先手番の勝率 55%
  • 後手番の勝率 45%

やや先手番有利と言える状況です。
引き分けがあることは悪いことのように言われますが、後手番が先手番に負けない確率を考えた時、60%もあると言えます。
将棋のように1局で決着がつくのではなく、野球のように表裏の攻めと守りがあると考えると、後手番にも先手番以上のチャンスがあると言えませんか?

なので、ルールや仕様の差によってチェスと将棋の楽しさの比較は、意外とできないものなんです。
それぞれのルールは、お互いの競技において必要だからあると言えます。

将棋とチェスの比較③ プレイ人口

続いて、将棋とチェスのプレイ人口を比較していきます。
この項目では2つの考え方を持つ必要があり、国内でのプレイ人口と世界でのプレイ人口を見ていきたいと思います。

国内のプレイ人口の比較

  • 将棋/620万人
  • チェス/2万人

将棋の国内人口は620万人に対し、チェスは2万人と公表されています。(1年に1回以上遊んだ人を計測)
集計方法には多少違いはあるし、誤差も大いに考えられますが国内での人口は雲泥の差。まさに月とスッポンです。ただ、チェスはもうちょっと多いと思います。

世界で見るとプレイ人口は逆転する

先ほどの数値は国内での数値でしたが、チェスの場合は世界中で人気のゲームです。
逆に将棋は、日本国内でのみ人気と言える状況ですから、世界を対象としてプレイ人口を見ると違います。

世界のプレイ人口の比較

  • 将棋/1000万人以下※国内の620万人も含む
  • チェス/7億人以上

世界というスケールで見た途端、チェスの人口は桁違いになります。国によっては義務教育でチェスが取り入れられてるくらいですから、人口はとても多いです。
チェスは世界180国以上で愛されるのに対し、将棋のプレイ人口はほぼ日本のみなので、当然の差とも言えます。

ただし、将棋もここ数年において海外への将棋盤や駒の輸出が増えていることをご存知でしょうか?
近隣諸国を中心に、日本の文化として将棋が広まっているんです。
インターネットによる情報交換がしやすくなった現代、将棋の良さが以前よりも広く伝わるようになったんです。
また、日本お得意の漫画やアニメによる知名度貢献も今後期待でき、日本だけの競技から、世界の競技へと成長していく可能性もあります。以前に爆発的に人気になったヒカルの碁のような将棋漫画が出てきたら、国内だけでなく世界で火がつく!なんてこともあり得ますよ。

逆に、チェスが国内でさらにポピュラーなボードゲームとして広まる可能性も十分にある訳です。

将棋とチェスの比較④ 賞金について

国内では人口からわかる通り、圧倒的に将棋の方が賞金が出ます。
とは言っても、国内のプロでの棋戦の話ですから、ここではアマチュアが獲得できるであろう賞金を中心に比較していきたいと思います。

将棋のアマチュアの主な賞金

  • アマ将棋最強戦 20万円
  • アマ竜王戦 50万円

チェスのアマチュアの主な賞金

  • 中部快速オープン 4万円
  • 全日本チェス選手権 5万円

国内で参加できる大会の優勝賞金として例を出しましたが、賞金の大きさでは圧倒的に将棋に軍配が上がります。
とは言え、人口620万人の中での1位と2万人の中での1位では難易度も異なります。

将棋とチェスの比較⑤ 戦略性の違いについて

ここからは、将棋とチェスの戦略性の違いについてご紹介していきます。
ルールの違いは冒頭にも触れましたが、それ以外にもルール差はあります。

例えば将棋でいう歩とチェスのポーンは前に1マスずつしか進めません。
しかし、ポーンは目の前の相手の駒を取ることができません。将棋だけのルールを知っている人からすると驚きですよね。
つまり、自軍と敵軍のポーンが向かい合った時、どちらも動くことができません。

逆に、左右斜め前に駒があると、左右の前に進んで相手の駒を取ることができます。
さらに、初期位置にいる場合のみ2マス進めることができるといったルールがあります。

その他にも将棋でいう桂馬は、前方向の2か所にしか進めませんが、チェスのナイトは桂馬の動きが全方向にできるという動きが可能です。ですから、桂頭の歩はききません。

持ち駒のないチェスは戦力性は乏しい?

将棋とチェスを比較した際に必ず話題に上がるのが、持ち駒があるかないかの議題です。

相手の取った駒を自由に使えるという将棋の戦略性を無限大にするルールであり、逆にチェスは取った駒は対局内で使うことはできません。

このことから、様々な場所に展開できる将棋は戦略性が高いと言われる訳ですが、必ずしも持ち駒の有無だけで、チェスが圧倒的に戦略性がないとは言えないのです。

そもそも、将棋の持ち駒は足の遅い駒のサポートや強襲に使われます。将棋から持ち駒をなくしたら、恐らく駒損を作ってしまった段階でどうしようもない差が開きます。被害を増やさないためにダメージを負ってでも駒を逃がすことになります。

対するチェスは、持ち駒がなくても一つ一つの駒の動きが大きいため、持ち駒がなくても1手で他駒のサポートに回れたり、攻めに参加できます。

 

また、持ち駒があることにより選択できる局面や可能性は圧倒的に多くなると言われますが、数が多くても勝つための手というのはある程度限られます。

どんなところに指せるからといっても、指せる場所は限られている訳です。故に持ち駒があるからといって、チェスは戦略性がないとはならないのです。

 

悪手がある以上、とある局面 で将棋は100通りの指し方があり、チェスでは20通りしかなかったとしても、実際に好手となるのはどちらもわずかでしょう。

終盤の違いについて

将棋とチェスの違いは恐らく終盤で最もでると思います。
どちらも終盤にさしかかるにつれて、盤上の駒がなくなっていきます。

将棋の場合は、玉と反対側にある駒は活躍しなくなるので、見た目以上に使える駒というのは少ないのですが(玉がいない駒を使うことが少ないため)、終盤も持ち駒を使えるので、多くの駒が動きます。
チェスの場合は、取った駒は使えないので終盤は盤面が寂しくなります。逆に言うと、一つ一つの駒が活き活きと動かせるようになります。

なんとなく終盤の違いはイメージできると思いますが、ゲーム性で見るとどうでしょうか?

将棋は終盤に向かうにつれて指す手が増えやすいと言われています。
対する、チェスは駒を動かせる選択肢が減っていくんです。

どちらの方がゲームとして複雑なのかと言われれば、一目瞭然ですね。
ただし、冒頭でも説明した通り、複雑=ゲームとして面白いでは決してないと思います。
どちらも、駆け引きを楽しめるボードゲームであることは間違いありません。

戦型や戦法の違いについて

将棋で言う、居飛車や振り飛車。囲いである居飛車囲い、矢倉囲いといった組み方があるように、チェスにもルイロペス、シシリアンディフェンスと言ったように戦法や防御方法に名前があります。

戦略で言うと、将棋の方がより細かい手数まで定跡化されているように思います。駒の動きが遅いのも理由と言えます。
国内でも戦法ごとに書籍化されていたりと、国内の方が学ぶという点でも勝っているでしょう。

攻撃と守備の点での違い

将棋の場合、大抵の局面で攻撃地点と防御地点がはっきりと分かれます。
盤面が広いとは言え、全体を使って戦うことはそれほど多くありません。

逆にチェスの場合は、攻防一体とイメージしてください。
盤面が狭く、駒の動きが激しいため、守りにも直ぐに駆け付け、攻めにもすぐに加勢できます。

将棋は点と点、チェスは線と線

チェスと将棋の戦略性の違いを簡単に例えるなら、将棋は点と点を繋ぐ戦略です。
チェスは線と線を繋ぐような戦略です。

将棋とチェスの違い⑥ 初心者にオススメできるのは?

これまでに話したことも含め、初心者が始めるとしたらどういった部分に注目すれば良いのかご紹介したいと思います。

将棋の場合
国内でのプレイ人口が多く、道場や教室なども多く存在する
アプリでのオンライン対局が可能
戦法や戦略ごとの本が多く出版されており、独学にも向いている

チェスの場合
国内でのプレイヤーは少ないが、世界的には多い。これまではデメリットと言える部分だったが、ネットの普及により将棋以上の情報を扱えるようになった。
サイトを通じて全世界の人と対局が可能。人口が多い分、初心者も多く、どのレベル帯でも楽しめる。
日本語の本は将棋に比べると圧倒的に少ない。

これまでは、チェスの方がやや不利ではあったものの、現在は新規で始めるには全く問題ないと思います。
どちらも競技としては洗練されたものですから、自分が好きだと思える方から始めてみてください。
将棋もチェスもCPUと対戦できるアプリが数多く出ているので、インストールして実際に触れてみてはいかがでしょうか?